人は日常に追いまくられ
昨日の夢も忘れ
明日の光も見出せない
美しすぎた想い出も
懐かしいあの景色も
灰色の渦が消し去ってしまう
二人で並び見た あの景色は
もう遠い霞の向こう
思い出の片鱗すら見つけられない
二人が交わした言葉さえ
心の中には蘇らない
この季節になると、つい口ずさむ歌がある・・・
♪僕を忘れた頃に
君を忘れられない
そんな僕の手紙がつく
くもりガラスの 窓をたたいて
君の時計を とめてみたい
あゝ僕の時計は あの時のまま
風に吹き上げられた ほこりの中
二人の声も 消えてしまった
あゝあれは春だったね
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途絶える音信というものに、必要以上の探りを入れるのは如何なものかと思わない
でもないが、習性というものは簡単には改まらない。
♪僕が思い出になる頃に
君を思い出にできない
そんな僕の手紙がつく
風に揺れる タンポポをそえて
君の涙を ふいてあげたい
あゝ僕の涙は あの時のまま
広い河原の 土手の上を
ふり返りながら走った
あゝあれは春だったね
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