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マインドコントロール

今、信仰二世、三世の問題で世間が揺れている。そこに起因して一国の総理が殺されたのだから、単純な問題ではないことは明らかだ。僕は団体は全く違うが、主体側と信者側の両方を体験しているので、一概に結論めいたことは言えない。団体そのものの内部でも法廷闘争は頻発していた。僕はその混乱の中で際どく脱走したのだ。一般社会に戻った後しばらく、僕はマインドコントロールの恐ろしさを嫌というほど味わった。もっとも顕著だったのが、二年後れの大学受験をした時だった。ごく単純な小論文だったのに、それが書けなかったのだ。頭に浮かび上がってくるのは、教義的な文章ばかりで、全く世間常識的な文言が浮かばなかったのだ。その屈辱的な挫折に始まり、本当の意味で普通人に戻れたのは、更に三、四年後だった。心の住む世界が対極にあるわけだから無理もない。だから、今話題の教団もちょっとやそっとでは、はい、終わり!とは行かないはずだ。端から見ればの洗脳も、当事者にすれば超真面目な信奉であって、少々のことで揺れ動いたのでは、全うな信者とは見なされないわけで。

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時代性

 子供たちの安心、安定の生活は、普通にとらえれば結構極まりない話なんだろう

けど「非情」とも捉えられかねない表現だが、「波乱万丈」こそが、本当は当人に

とって「幸い」なことではなかろうか?もちろん「時代性」も絡んでくるだろう。

欲望的にバブル時代を生きた人たちが、果たして本当の意味で「しあわせ」かどう

かは、大いに疑問の残るところだ。

 よく言われることだが、我々団塊世代より10年上の世代の人たちは、大方が前述

の恩恵に預かっているはずだ。それが羨ましいという意味ではなくて、やはりそこ

には表面的な軽く薄い「幸せ感」しか伝わってこない。加えて言えば、それらすべ

てがあたかも自分だけの実力、力量にゆらいするものだと思い込んでいる人がいか

に多いかということだ。

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