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満天の星空

あなたの心の中の

宝石箱に

あの日ふたりで見上げた

満天の星空が

ありますか?

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posted by わたなべあきお | - | -

遠雷戯画

閉じていた瞼に
チカリ!
例の
前知らせをすることはしたさ

いくら待っても
なかなかやっては来ずに

二息も三息ものあと
どろん どろどろ どうん

そのとき こちらは どうだったか

うつら うつら  
テレビのつけっぱなし
気づいて止めに立ったら
眠りの精に突き放されて

わびしいどころか
狭苦しい
殺風景きわまる一人部屋の
闇のなかで

とり抑えても
とり抑えても
湧いてくる
不燃焼想念に辟易していたのだ

ぶるぶる ピリピリ
大きな屁っこを
こきやがったな

往生際のわるい
切れ味のわるい
大砲ぶっぱなして
すっ飛んでいった

once more

アパートの一室の
孤独の 闇の 真夜中に





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posted by わたなべあきお | - | -

驕りの代償

  天下無敵の 大自信
  あたかも われは殿姫か

  母親譲りの 傲慢と勝ち気

  スミマセンとゴメンナサイとダイジョウブデスカ
  の常用語

  奇麗な着物の中の鎧と兜と脇差


  私は直言する

  己を客観視せよ
  恥を知れ
  

  顔相は簡単には変えられぬ
  幾十年の蓄積だ
  鏡をごらんなさい

  その顔にたじろいだなら
  まだ救われます



  


  
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帰心列車

   神話が彫りつけた山谷を
   縫って

   列車は一路
   走りくだる

   <ネオンサインの
   無意味な 繰り返し

   小さいオス メスどもの雑魚寝

   朝出の道で   
   その中の一人は 腹を抑えて
   しゃがみ込んでしまった>

   窓に
   霖雨降りしぶき
   
   列車は一路
   ふるさとの湖畔めざして
   走りくだる



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これからだ

 みどりの風よ

 これからだ

 さえづる鳥よ

 これからだ

 みちくる潮よ

 これからだ

 もえでる葦よ

 これからだ

 わたしの生よ

 これからだ


    (坂本真民)

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若葉

若葉に心を洗われる

枯れかかった枝に

緑の葉は芽生えるか

枝の芯にエナジーのある限り

ポッと芽吹く奇跡あり

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無知

無知とは恐ろしい

お笑いだ 滑稽でさえある

何も知らなかった

何も教えてもらえなかった

自分でぶつかって

痛みを感じて

たんこぶ作って

悔しさを心底あじわって

覚えて行くしかなかった

………………………………
母が生きていたなら

自然に教わったことだっのだろ

うか…

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とどけ

あなたに届け

この想い

あなたに願う

テレパシーの交信

密やかな願いと戸惑いと


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日常

良いことも悪いことも

ごく希にあるから非日常である

日常の有り難さは

非日常的な事が起こって

初めて気付く

要は、日常の充実度の問題だ

誰かの満足は

僕の不満足かもしれない

誰かの生き方は

僕には怠惰と映るかも知れない

人それぞれ

僕は想像の世界に

非日常を見る20230423_105655.jpg

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立ち止まる

歩くのを止めよう

立ち止まり

振り返る

期待のひとが

微笑んでくれたかい20230421_123112.jpg

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