<< 2017/01 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

背景の記憶(239)

終業のチャイムが鳴ったのは、

アルバイトの僕が、丁度車の車庫入れを終えた時だった。

そして、君も作業を終えて作業場から出てきた。

僕には気づかず、ちょっと背伸びをしてから、

後ろに束ねていた長い髪をほどいた。

さらさらの黒髪が、肩に扇のように広がった。

やがて気配を感じて振り向いた君は、

これまでになく大人びて見えて、

僕はハッと息をのんだ。

29.1.31-4.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

えっ???

29.1.30-3.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

八方美人〜卒業

僕の「素顔で生きる」の詩が、新聞に載ったのは

僕が二十歳の時だった。

現実、素顔で生きていたわけではなく、

素顔で生きたい!という願望の詩だったのだろう。

人目を気にせず、自分を飾らず、ありのままの自分をさらけ出して

けれども、奢らず、萎縮せず・・・そう願った心の叫びだったのだろう。

その「決意」とも言える僕の姿に

反応してくださった人々の存在がありがたかった。

<八方美人>卒業!の瞬間だった。

090106_BillyJoel.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

幼気

そのままの君がいい

飾らない素顔の君がいい

直向きな集中力

悪戯で手を叩いた僕に

振り向いた君の

幼気な眼差し





29.1.26-1.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

逢えば

一行

いや

一語の伝達が清々しい

ましてや

長文は不要

そしてなお

逢えば

言葉も要らない

29.1.24-2.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

背景の記憶(238)

あまりにストレートすぎて 

戸惑った僕

どこまでが本意なのかつかみきれなくて 

一喜一憂した僕

そんな僕の心の変動を楽しんでいるかに見えたのに

完璧な心変わりと感じ取ってしまった君

その場しのぎの言い訳や説明がいやで

沈黙の穴倉に潜り込んだ僕

それがまた不信に輪をかけて

僕は崖っぷちに追い込まれてしまったのだった

言葉の無力と沈黙の怖さを同時に知った

29.1.23-1.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

贈り物

<切実な思いが奇跡を生む>


<奇跡の瞬間>


<待ち続けた我々に、喜びという贈り物が届く>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


きみの欲しかったものは何ですか

なぜ僕の服に、きみの持っていた花の染みが付いているのか

なぜそれを、虹のように遠くから見つめるのか、分からない

何も分からない

だからそれを教えてくれないか




                   「私の恋」29.1.21-1.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

もういない

変わった人がいい

個性的な人がいい

独善的でなくて、自分をしっかり持っていて

少々のことでは、自分を崩さず見失わず

瞳の輝きを持った人がいい



そんなんだった

きみは、もういないんだね

29.1.17-10.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

なんで?

なんでそんなことが分かんないの?

って言ったって・・・

満杯の器に、いくら注いだって

溢れ落ちてしまうだけさ

じゃあ〜器を大きくすることを考えよう・・・

ってなるのだが

これがまた難題でね

自分も含めて〜の話だよ

29.1.17-8.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

『心 そこにあらざれば

       見れども見えず、 聴けども聞こえず』


                          (日扇聖人)

29.1.17-6.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

▲page top