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背景の記憶(320)

     教 師

 僕には運命づけられたものがあった。それは「教師」。父も、母側の叔父二人も叔母も従兄も・・・ほとんどが先生一家だった。我が家では、その筆頭だった兄が心の病で脱落してしまったので、当然のように僕にその順番が回ってきた。

 中学校入学の時、同じ学校に父が赴任してきて、僕は何とも息苦しい三年間を過ごすことになってしまった。高校入試の願書提出の時、僕が「工業高校、建築科」を志望したら、担任が「とんでもない!君は松江南高校へ行って、教育大学に進まなければ!」と言って拒否された。先生方や同級生たちの目があるから、優等生を演じる自分がいて、中学の三年間は精神的監獄みたいなものだった。

 高校入試はかなりの高得点で、県下でも何十番とかで合格した。知る立場にあった父がそう教えてくれた。

 しかし、人生の流転とはまさにこのことで、それからの七年間、怒涛の荒波が待ち構えていた。


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充実度

数年前までの日常が、今日の非日常になっている。

そのじわじわと押し寄せる変化に、どう順応して行くかに戸惑う自分がいる。

暇と捉えるか?天から頂いた休息と受け止めるか?

心の持ち様で、今日のこの日の充実度が変わる。

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背景の記憶(319)

     アナウンサー

 今思えばの話。小学生の時、僕の未来は見えていた。僕の通っていた小学校が

当時、視聴覚教育のモデル校となり、真新しい放送設備が完備された。そして

放送部なるものが出来て、僕は技術部門ではなく、アナウンサーに選抜された。

皆が給食を食べている時、「みなさん、こんにちは!今日は○○の話題をお届け

します。」とやっていた。

 担任の先生の推薦であったそうだが、同学年の生徒が500人以上もいる

団塊世代、その中での選抜は今でも不思議に思っている。これまた学校の推薦

もあって、NHK松江放送局で色々と放送のイロハを教えてもらった。あれは

夏休みであったろうか、放送教育の全国大会なる催しがあって、全国から沢山

の先生方が来られた。僕は女の同級生と一緒にバスに乗り込み、出雲地方の

名所の案内役を任された。バスガイドさんが優しい眼差しをくれたことを、

今でも懐かしく思い出す。この経験を踏まえると、僕の将来はアナウンサー

だったのかもしれない。

 中学に入って最初の国語の授業の時、先生からいきなり「ワタナベ、1ページ

目、読んでみろ!」と言われて、草野心平の詩を大きな声で読んだ。「瑞々しい

けやきの若葉を透いた光が・・・」先生は瞑目して聞いていた。しばらくして

「うん!<間>がいいな・・・その<間>がいい」と独り言のように呟いた。

僕はアナウンスの経験が生きているなと思った。誇らしくもあった。ニュース

を読む時と同様、目は二、三行先を読んでいるのだ。

 もし、此処を人生の出発点と位置付けるほどの立志があったなら、僕は間違いな

くNHKかどこかのアナウンサーに成っていたであろう。

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それでもいつか

歌と同じシチュエーションが現実の僕にも現出するわけで・・・。

作詞者も同じ経験の持ち主なのかと、感慨に浸る僕がいる。

どこまでが許されて、どこからが危険で罪なのか・・・。

薄々解かっているから、きちんとブレーキは踏むし、バックもする。

数十年も前のことが、昨日のことのように思い出される。

それでもいつか・・・・・・・・・・・・・・・


♪何気ない毎日が 風のように過ぎてゆく
 この街で君と出会い この街で君と過ごす
 この街で君と別れたことも
 僕はきっと忘れるだろう

 それでもいつかどこかの街で会ったなら
 肩を叩いて微笑んでおくれ

 さりげないやさしさが 僕の胸をしめつけた
 この街で僕を愛し この街で僕を憎み
 この街で夢を壊したことも
 君はきっと忘れるだろう

 それでもいつかどこかの街で会ったなら  
 肩を叩いて微笑みあおう

 それでもいつかどこかの街で会ったなら
 肩を叩いて微笑み合おう

    いつか街で会ったなら   中村雅俊

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感傷



過度な感傷は重荷だが、感傷のないところには人間味もない。


                  毎田 周一

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逢いたい人がいる

行きたい場所がある

でもなぜか

鍵がかかっている

通行止めになっている

鍵をかけたのは誰?

鉄柵を置いたのは誰?

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内省

他人様を責める心が

やたらと強い自分がいる

反対に

自分のことを言われたとき

やたらと腹を立てる自分がいる

この両極の自分がなんとも情けない

しばらくは、いや当分の間

自分だけに目を向けなさい

言えないでしょう

他人様のことなんか

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遠い世界

「あなたはいつもどこか遠くを見ている」

そう言われて我に帰る。

一人っきりの時なら未だしも、二人の時はやはりマズイ。

逆の立場になってみれば、その屈辱感は痛いほど分かる。

この性癖は何に由来するのだろう?

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