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真の生

 

 『念々死を覚悟してはじめて真の生となる。』


 『我われ一人ひとりの生命は、絶大なる宇宙生命の極微の一分身といってよい。

  随って自己をかくあらしめる大宇宙意志によって課せられたこの地上的使命

  を果たすところに、人生の真意義はあるというべきだろう。』


                    森 信三


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背景の記憶(316)


 継母に子供が生まれて、世の通例通り、僕は孤立無援状態に陥った。

外面的には真面な家庭に見えたであろうが、実際は崩壊家庭と言ってよかった。

そしてまた必然的に僕の養子縁組話が頻発するようになった。叔父であり、叔母

であり、父と同じ勤務先の中学校の体育の先生であり・・・。

 しかし、父は頑強に拒否した。僕にその真意は分からなかったが、とにかく

父は拒否し続けたのだ。そんな混乱の渦の真っ只中で、僕のピエロ性は見事な

までに完成品へと突き進んで行った。そして数年後、自ら家を出るという結果

を迎えたのだ。よく<親戚のたらい回し>という話を聞くが、内容はともかく

として、それからの五年間で、僕はあちこちの親戚と関りを持たざるを得ない

結果となったのだ。そのほとんどが利用されただけのことだったのだが・・・。

 大学へ行けず(行かず)、世間という<荒波大学>に揉まれて、僕は履歴書

には書けない五年間を過ごすことになったのだ。

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『玉なれど 磨かざりせば もの成らん

            ひと学ばねば 牛も同然』


               日扇聖人


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