相似の報い
これは当事者でなければ分からない
何かを犯す(侵す)
その事象の同じことが
わが身に跳ね返ってくる
問題は・・・
其のことへの懺悔と反省の上に立って
そこからの再出発だ
もし、居直り正当化すれば
同じことが又してもわが身に降りかかってくる
もっと素直になりなさい
もっともっと正直者でありなさい
この世は不条理なことばかり
わが身の立場からすれば・・・の話
対象者はその欠片も抱いてはいない
至極当然とばかりに、淡々と事を進める
まさに事務的に
その何気ない言葉が、下した裁決が
対象者にどんな影響を及ぼすかなんて
これっぽっちも思ってはいない
それがこの世の中
まさに浮世
ひとの所為にしないこと
すべては己に起因したことだ
如何なる状況下に置かれようとも
まさに・・・「自業自得」
自分が被る
自分が責任を取る
そしてまた・・・
自分が行動を起こす
嫉妬
遠隔地での交通事故で、昏睡状態だった僕に速達の手紙が届いた。
眼を覚ますと、ずっと付き添ってくれていたらしい貴女は、
「お手紙よ」と差し出した。
「開けてあげましょうね」
「あら、写真よ・・・キレイな人ね・・・」
「とっても心配してくれてるのね・・・」
しばらくの沈黙の後
「この幸せ者!」
貴女は僕のおでこを人差し指で突っついた
あの時の写真が一枚もない。
あの時のどころか・・・
あなたの写真が一枚もない。
ブロークンハートを象徴するように・・・
お産のため帰省していて
僕を看病してくれたあなたは
その後数年間、横須賀から
偽名で手紙をくれた
あの時の優しい看病の心のままで