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お土産話

母が女の厄年で亡くなって

僕はもうその歳の倍以上も生きているんだが

年下とは思えない・・・この感覚は何なんだろう

母も向こうで歳を重ねているということか

そうでないとつじつまが合わないよな

うん、そうに違いない

見守られ続けているんだよな

お土産話が少ないな

愚痴話ばかりでは申し訳ないもんな

posted by わたなべあきお | - | -

清しい花

笑顔でいれば
まわりも明るくなる
そんな人たちが集まってくる

何にでもくよくよしていたから
まわりも暗くなって
そんな人たちばかりが寄っていた

花を生けよう
清しい花を
しゅっとした花を
凛とした花を

自然と
空を見上げる自分がいた

posted by わたなべあきお | - | -

離婚

ピンポンを押して

返事を待たずにドアを開けた

「ただいま!」

不審げに出てきた君に

いたずら気分でそう言った

「おかえり〜」

意外な答えが返ってきて

僕は驚いた

目元も口も明るくて

鮮やかに乗り越えて切り替えた君に

僕は安心した

女性は強い

posted by わたなべあきお | - | -

裸の王様

裸の王様がいる

あそこにも此処にも

威圧的言動で従わせようとする

答えを求めておきながら

最後まで聞こうとしない

聴く耳持たず

否定が大前提

図星が怖いんだろうな

悲しき王国

手を携えて移民となるか

心(精神)は何処へでも行ける

posted by わたなべあきお | - | -

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