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今日そして明日

今日は66回目の誕生日。

孫たちからのカードがなんとも可愛らしい。

そして・・・明日は、

母の祥月命日。

今年逝った父の言葉が蘇る・・・

「末息子の三歳の誕生日までは・・・と必死に生き抜いて・・・

それを見届けるかのように・・・」

また

「九月一日は、防災の日ならぬ亡妻の日」とも。


僕は、丁度母の二倍〜生きたことになる。

しかし、その年齢をはるかに超えても

いつまでも母は母だ。

posted by わたなべあきお | - | -

蓮の花

僕は東大阪市を越えて八尾市に車を走らせた。

普通の配送では間に合わないため、自分で受け取りに行く為だ。

たくさんの小さな工場が立ち並ぶ一角に、目指す工場はあった。

金属加工独特の油の臭いが、そこら中に充満していた。

汗と油に塗れて、忙しそうに働く職人さんたちを見ると、

こっちの勝手な都合で、仕上がり時間を急かした自分が恥ずかしかった。

薄暗い工場の中に置かれたステンレスの製品群を見て

「こりゃぁ・・・泥土に咲く蓮の花だな」と思った。

帰り道、僕は何とも言えない清々しい気持ちでハンドルを握った。

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徒花

蕾のまま落ちる花多く

咲けども実を結ぶ花少なし

人間もまた然り



人間にとって

花とは何ぞや

実とは何ぞや

徒花とはどんな姿か

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確率

広く覆われた雨雲の中に

一かけらの青を見つけた

僕はその中心を目がけて

指鉄砲でバーンと一発

打ち放ったんだ


弾は

届くはずもないその距離を

延々と飛行して

青の中へ突き抜けて行った


とんでもない確率のなかで

僕は

今日も

人差し指に集中している

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自力

自分でできることは、すべて自分でやる。

外注方式は、かなり危うい。

逆の立場になると、甘えや上乗せ意識が数字に表れる。

少しは、逆の立場の心情も思い遣ってはくれないかい?

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修正

いつの間にか「創造」意識を忘れている。

自ら踏み込んで、「生み出す」ことを忘れている。


待っている・・・

何かを期待している・・・

誰かがやってくれるかもしれない・・・


いけない!いけない!

修正!修正!

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足るを知る

 国は栄えて行くべきだ、経済や文明は発展していくべきだ。私たちはそうして前へ前へ進み、上を見上げて来ました。しかし度を超えた成長は無理を呼びます。日本には「足るを知る」という言葉があります。自分に必要な物を知っているという意味です。人間が一人生きて行く為の物質はそんなに多くないはずです。こんなに電気に頼らなくても人間は生きて行けるはずです。「原子力」という、人間が最後までコントロールできない物質に頼って生きて行く恐怖を味わった今、再生エネルギーに大きく舵を取らなけれべ、子供たちに未来を手渡すことはかなわないと感じています。

 私たちはもっとシンプルでつつましい、新しい「幸福」というものを創造する力があると信じています。がれきの荒野を見た私たちだからこそ、今までと違う「新しい日本」を作りたいと切に願っているのです。今あるものを捨て、今までやって来たことを変えるのは大きな痛みと勇気が必要です。しかし、今やらなければ未来は見えて来ません。心から笑いながら、支え合いながら生きて行く日本を、皆様にお見せできるよう努力しようと思っています。そしてこの「絆」を世界の皆様ともつないで行きたいと思っています。

             渡辺  謙・ダボス会議スピーチの後半一部






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真実

「勝者による裁判は、敗者を即時殺した昔と同じであり、

人類が築いた文明を抹殺するに等しい。

時が熱狂と偏見を和らげ、理性が虚偽の仮面を剥いだとき、

正義の女神は、その秤を平衡に保ちながら

過去の賞罰の変更を求めるであろう。」


            (東京裁判・インド判事)

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小さな葉の一滴

私は世界を巡った。

あらゆる地を、あらゆる国を。

山も海も川も廻った。


だが、私は忘れていた。


私の家のすぐ外の

庭の小さな葉に

一滴の水滴がやどって

この水滴に全宇宙が映し出されているのを・・・。」

             (タゴール)

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帰郷

待ってくれる人あればこその故郷。

誰もいなくなれば、思いは薄れ遠くなる。

父が逝き、これほどまで・・・と思うほど

故郷は遠い。

動かないお盆休み。

目を閉じて思い浮かべる故郷に帰ろう。

posted by わたなべあきお | - | -

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