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老いとは・・・



「老いとは 衰弱ではなく 成熟することです」

                    
              日野原 重明

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好奇心

「好奇心」とは

「奇」を「好む」「心」である。

たぶん、弱い人間が警戒心を高じさせて

「奇(異)」に対して

敏感になったせいで

身に着けた本能的なものなんだろうね。


            糸井重里



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遠回り

○遠回りしてやるのも

 素晴らしいこと


○やるか 

 やらないかですよ 人生は


○人生にマイナスはないですね

 マイナスはプラスにするための

 準備期間だと思います


         桑田真澄

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最後の未知

死ぬということは

誰しも

死に向って老いていくということです。

死は人間にとって

最後の将来であり最後の未知です。

             
           石原慎太郎




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公衆電話

懐かしいもの

それは公衆電話

たとえ街中であろうと

透明な箱の中という

ひとつの独立した世界

そこに意義がある

携帯社会とは異質の空間がある

話し中の静寂や吐息

あれは何ものにも代えがたい

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どん底

本当に

どん底なら

それ以上

下ることはない

あとは上がるだけ

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笹舟

あれは小学生のころだったろうか

小川のせせらぎに

清らかな願いを込めた

小さな笹舟を浮かべて

手を合わせた

通う心もなしに

いったい人と人は

どうやって繋がることができるのでしょうか

目と目を見合わせただけで

心の通い合うような

友達が数人いたら

それで僕は充分幸福だと思います

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人間は夢を見ることで、

無意識の中に潜在している願いや不安や不満といった

観念を顕在化することが出来る。


               フロイト


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夢は喪失を生け入れていくための儀式のようなものだ。

人生は獲得と並行しての喪失の連続ですから、

夢を見るということでようやく人間はある平衡を

取ることが出来るのかも知れません。

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はにかみ

教養の真のあらわれは

その人の「はにかみ」にある。


           亀井勝一郎


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磨き砂

「楽は苦の種、苦は楽の種」という言葉がある。
今している苦労は、将来の楽や幸せにつながるが、反対に今、楽をしていれば、
将来苦労することになるということ。

人生とは不思議なもので、若い頃死にたいくらい嫌だと思ったことや、落胆したこと、悲しかったことなども、年を重ねた後で考えると、「だから良かった」「そのお陰で今の自分がある」というようなことは多くある。

本当は苦の中に幸せの種が撒かれているのだが、それに気づかず、文句や不平を言ってしまうと、その種には芽が出ない。苦にあっても、その中でいいことを見つけ、それに感謝する人にだけ、芽が出て幸せの花が咲く。

すべての苦労は、自分を磨いてくれる磨き砂。「だから良かった」と全てのことに感謝できる人でありたい。

曽野綾子

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