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背景の記憶(313)

 そこに建物としての「家」は存在したが、肝腎の「家庭」がなかった。

母親の存在が家族から欠落するということは、この世で太陽が失くなることに等しい。

つまり、お母さんは家の太陽というわけだ。

 継母には可哀想な言葉かもしれないが、人工太陽では心の闇は照らせないし、心

中の氷は、ちょっとやそっとでは溶かすことはできない。まだ小さかった僕は、思

春期の兄や姉ほどの抵抗感は無かったが、それでも義理の弟が生まれてからと言う

ものは、兄姉に倍して言い知れぬ暗闇を押し付けられた。
 


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替え歌

糸井重里氏の「独り遊び」を真似してみた。替え歌というほど大層なものではないが、歌詞のある部分を他の言葉に置換えたりするものらしい。

例えば…「悪いのは僕の方さ 君じゃない」→「悪いのは君の方さ 僕じゃない」みたいな。面白い!

「この街が好きさ 君がいるから」→「この街が嫌いさ おまえがいるから」

「きっと来てねと 泣いていた」→「もう来ないでと 怒ってた」

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残雪

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 残雪を 踏んで登校 小学生


 小学生 残雪踏みしめ 登校す


 わざわざに 残雪踏んで 登校す     渡部秋耕


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  さて?どれを選べばいいのやら?


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