【人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている】
【沈黙が切ない。切なければへこたれてもいい。
それでもともかく、人は歩き出すしかないのである。】
【伊集院 静】
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時が止まったように、静寂が身を包む。
世間と隔絶させられたかのような淀んだ時間だ。
裏事情が分かれば分かるほど、テレビが白々しい。
それでなくても、意図して観るわけでもないのだが…。
年齢の近い有名人の近影に驚きを感じる。驚愕と言ってもいい。
同時に、己に置き換えてみて、さらに滅入る。
時は嘘をつかない。確実に変化を押し付けてくる。
両手で覆っても、振り払っても、その隙間を突き抜けて来やがる。