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憑依

人はいとも簡単に近づき

そしていとも簡単に去って行く

まともな挨拶もなしに…

自分こそが主体者であるとでも言うように…

名前も居所も履歴も

どこまてが真実か疑わしい

架空のなかに 空想のなかに 

本人とは違ったもう一人の自分を生み出し成長させ

冒険を試み、好き勝手に暴走させてみる

そして架空の側壁に激突、大破させ、事故死する

いや、事故死させてみる

そして離脱した霊魂のように

次の憑依体を求めて彷徨い歩く

posted by わたなべあきお | - | -

七字のうた


     よわねを はくな

     くよくよ するな

     なきごと いうな

     うしろを むくな


      【坂村 真民】

posted by わたなべあきお | - | -


  きみは きみのままであれ

  装う必要など 何もない

  そのままの きみがいい

  そのままの きみが好き

  同じ言葉を

  己にぶつけてみる

  恥ずかしさが 己の頬をぶつ

posted by わたなべあきお | - | -

無声映画

目を開けたまま、幻を見ていた。

「あなたはいつもどこか遠くを見ている」

過去の彼女たちの言葉がよみがえる。

それは習性というよりは、

魂に引っ張られる心のようなものだ。

そこに確かに存在するが、中身が飛んでいる。

自分の見ている世界が本物で、

自分を取り巻く世界の方が、その外側のような

錯覚に陥る。

隣で何やら叫ぶ言葉たちは、

全く耳には届かない。

無声映画のように……

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オアシス



    砂漠のような

    日常の中に

    小さなオアシスを見つける

    一木が

    ささやかな影をつくり

    その中にヒトリ

    身をあずける

    その一木こそが

    ア ナ タ

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永遠のまごころ

世間のざわめきの中に

得体の知れぬ孤独を感じ

自分一人がおいてけぼりを喰らったような

静寂極まりない六畳の一間

見たくもない文字の羅列に

それでもと老眼鏡をかけてみる

かなりの数の「ともだち」の中に

光る友を見つける

いや、逆か

僕はあなたに見つけられたのか

年令も環境も男女の別さえも超越した

魂の邂逅そして触れ合い

まるで永遠の恋人にでも会ったかのように

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ひとすじ

     狭くともいい

     一すじであれ
   
     いつも

     澄んで

     天の一角を

     見つめろ

  ……………………………………………………………

     大切なのは

     かつてでもなく

     これからでもない

     一呼吸

     一呼吸の

     今である

  ……………………………………………………………


     生きることの
 
     むつかしさ

     生きることの

     ありがたさ

     生きることの

     美しさ

     生きることの

     よろこびに

     燃えよう

  ……………………………………………………………………

           【坂村真民】

posted by わたなべあきお | - | -

告白

♪あなたの細い手の逆さ時計
あなたの肩までの夏の服
あなたのせつなげな肩の線
あなたの舌足らずな言葉たち
永遠のまごころをあなたに贈りたい
あなたが伏せ目がちに微笑んでくれれば
永遠のまごころをあなたに贈りたい

………………………………………………………………………………………
生の言葉の無力~というより

言葉は要らない~というシチュエーションもあるわけで…

僕の場合、文字化したり歌にのせたりの間接表現が多かった

しかし、それらは誤解や曲解とも裏表でもあるわけで…

日本語の持つ特性というか、受け止め方によったら

やたらキザっぽく薄っぺらに聞こえることもあるわけで…

それらも含めて、そんな表現方法を理解してくれる人としか

真の心の交わりは生まれないと確信している

言わず語らず…以心伝心…阿吽の呼吸…








posted by わたなべあきお | - | -

かさぶた


   僕がかさぶたになりましょう

   あなたにとってまだ外の空気は危険です

   だから…僕がかさぶたになりましょう

   無理やり剥がされたって

   またきっちり覆ってあげますよ

   だから…もう少し…おやすみしなさい

   もう少しの辛抱です

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ちぎれ雲

     ♪ちぎれたあの雲
      見るたびに思うよ
      君と僕と摘んだ
      小さなすみれの花
      愛らしいえくぼと
      白いすみれの花
      胸に焼きついてる
      過ぎた日の思い出よ

      ちぎれたあの雲
      飛んでゆくその日は
      君の澄んだ瞳
      長くて黒い睫
      思いだし一人で
      丘の道を登り
      雲に向かい叫ぶ
      君だけが好きだよと

…………………………………………………………………………

修学旅行のバスの中で歌った
 引っ込み思案の僕のことだったらから
 少なからず驚きの声があがった
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 こんな習性?は、大人になってからも変わらない
 カラオケのマイクを通してしか
 心を打ち明けることができない僕だった
 それは…「青春時代」「逢わずに愛して」
 「時代おくれ」「浪花恋しぐれ」
 「悲しみは雪のように」「逢うたびに君は」 
 「そっとおやすみ」etc.
      

posted by わたなべあきお | - | -

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