断 章
愛児の死など
忘れさせてしまうような
暑さであった
いずこの日とも思われず
日が照り
蝉が鳴いていた
それなら
一体
誰に
語り明かす
相手が
あるというのか
おもかげを索めてつきず蝉の声
【渡部一夫】
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六人兄弟でありながら、三人の兄姉がわずか一、二才で亡くなっている。
今の時代に同じ体験をさせられたなら、ちょっと心が持たない。
時代背景からして、生きた場所からして、医療体制からして…
必然と言えば必然……なのだが、はい、そうですか…とは行かない思いがある。
生命の神秘、生命の儚さ、生命の希望……つくづく考えさせられる。

♪麦わら帽子は もうきえた
たんぼのかえるは もうきえた
それでも待ってる 夏休み
姉さん先生 もういない
きれいな先生 もういない
それでも待ってる 夏休み
絵日記つけてた 夏休み
花火を買ってた 夏休み
指おり待ってた 夏休み
畑のとんぼは どこ行った
あの時 逃がしてあげたのに
ひとりで待ってた 夏休み
西瓜を食べてた 夏休み
水まきしたっけ 夏休み
ひまわり 夕立 せみの声
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半ズボン ランニングシャツ 野球帽
靴下はかないズック姿
セミ取り トンボ釣り メダカすくい
毎朝あった ラジオ体操
怖い 女先生
真面目に通った ユネスコ教室
詩集を気取った 絵日記帳
小学生時代の夏休みはホントに長かった
四十日位あったのでは?
