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日捲りカレンダー

  日捲りカレンダー

  なんとも言えない味がある

  今日という日への お別れ

  新しい明日への 希望

  二枚重ねて破った 後悔

  一日 損したようで…

  月カレンダーに✕をつけるより

  潔い

posted by わたなべあきお | - | -

たどり着いたら…

♪疲れ果てている事は
 誰にも隠せはしないだらう
 ところが俺らは何の為に
 こんなに疲れてしまったのか

 今日という日が
 そんなにも大きな
 一日とは思わないが
 それでもやっぱり考えてしまう
 あゝこのけだるさは何だ

 いつかはどこかは落ち着こうと
 心の置場を捜すだけ
 たどり着いたらいつも雨降り
 そんな事のくり返し

 やっとこれで俺らの旅も
 終わったのかた思ったら
 いつものことではあるけれど
 あゝここもやっぱりどしゃ降りさ

 心の中で傘をさして
 裸足で歩いている自分が見える
 人の言葉が
 右の耳から左の耳へと通りすぎる
 それ程頭の中はからっぽになっちまってる
 今日は何故か穏やかで
 知らん顔してる自分が見える
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posted by わたなべあきお | - | -

夢追い坂

   昨夜見た夢 どんな夢

   あなた見送る 街外れ

   今夜見る夢 どんな夢

   顔の見えない うしろ髪

   明夜見る夢 どんな夢

   両手繋いだ 登り坂

   あなたの息を

   あなたの指を

   そして………
        
   あなたの心を

   感じて歩く

   一歩ずつ


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        【いわさきちひろ】

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走る

      走る

肉体的には もう走れない
早足歩きもままならぬ
しかし
心は 必死に走っている 
追いかけている

何を?

そう それが問題さ
これを 闇雲にって言うのかな

とにかく
僕の心は 必死に走っている  

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二十歳のダイアリー

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純度は高い

はるかに高い

今よりも…

当然と言えば当然

若さの証

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二十歳の詩集

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ひ と り

     ひ と り


意識の奥で
ボウーと重なりあう
いくつもの停車場
六十五歳という停車場で
私の父が行き 義父が去りました
そのずっと向う側
私が一人佇んでいます

歳月という列車は ほの白く
行く先は不明
月明かりに煙る列車の中には
何もありません
いつの頃からか
私の心も行方不明なのです
スウーと擦れ違う光の中に

主人と子供の影が
浮かんでは どこまでも遠ざかり
微かに 自己不信が漂うのてす
すべての人と 私を隔てるものは
成長しきれない感傷と
自己愛でしょうか
心の叫びは
いつも他人の心に届かないまま
亡くなった人の様に
闇の中に呑まれていきます
四十をすぎて
なくした自信と 心の疲れは
一瞬のうちに
微かな呼吸にも蓋をして
生きる支えを私ごと
闇に捨て去られた様に思うのです

遠い意識の向う側
音も立てず
列車が闇に向かいます


     石見の詩人【栗田好子】


※栗田さんは、高校三年生のときの同級生
はるか四十数年を経て、還暦同窓会で再会した。
後日、送られてきたのがこの詩集だった。



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夏休み

ボー! ボー! 
お腹に響くような汽笛がなった

あれは貨物船だな
(心のなかで呟く)
それでなくても客船はこんな時間には出ない
貨物船の汽笛はどこか物悲しい

湾を見渡せる特等席に走り登る
夕日を浴びながら
船がゆっくりと旋回して湾を出ていく

外海も凪いでいるようだ

あちこちの家から
夕げの匂いと煙が流れてくる

静かだな…
こどもながらに大人びた思いを抱く

この夏休みが終われば
またあの喧騒の中に置かれるのかと思うと
帰りたくなかった…

    ※小学生時代の夏休みを思い出しての詩作

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おかあさん

   おかあさんはわたしを生んだの

おかあさんはわたしを生んだの
それから
わたしをそだてたの
それから
わたしをたのしみにしてたの
それから
わたしのために泣いたの
それから
それからあとはいえないの


   【サトウハチロー】

……………………………………………………………………………………………

まさしく…それからあとが言えなくて…

母も言えなくなってしまって…

お盆から九月の初めにかけては、なんとも気だるく重苦しい期間です

やがてやって来ます…

僕の誕生日と…その明くる日の母の命日

皮肉な時の巡り合わせです

「この子の三つのお祝いに、それまで私は生きて…そして…明日逝くのです」


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     【いわさきちひろ】

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咀嚼

心は 顔に出る

心は 言葉(語調)に出る

心は 行動に出る


それを意識した時

両方の目尻を下げてみる

出かかった言葉を飲み込んでみる

確かな正しい一歩を踏み出してみる


咀嚼のない言動は 人を傷つける

posted by わたなべあきお | - | -

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