時には母のない子のように
だまって海を見つめていたい
時には母のない子のように
ひとりで旅に出てみたい
だけど心はすぐかわる
母のない子になったなら
だれにも愛を話せない
時には母のない子のように
長い手紙を書いてみたい
時には母のない子のように
大きな声で叫んでみたい
だけど心はすぐかわる
母のない子になったなら
だれにも愛を話せない
【寺山修司】
…………………………………………………………………………………
僕は母のない子になったから……
それから先は言えない
風
そうか
じゃあ あの丘へ登ろう
どんな風が吹いているのかな?
でも……
ふたりで一緒に行けば
優しく頬を撫でるそよ風かな?
それとも……
きみが僕にしがみつくほどの
イタズラ風かな
風(返詩)
手を繋いで
一緒に駆け上がりましょう
息を切らしながら見下ろす景色は
きっと……素敵ね
清々しい風が吹き
私の隣にあなたがいて
あなたの隣に私がいて
ふたり……微笑み合い……
それだけで幸せ
ふたりに嫉妬した風が
いたずらに吹いても
かたく握り合った手はほどけない
いつまでも
このままでいたい
このまま
時が止まってしまえば良いのに……

この交換日記なような…