♪あなたのくちびるの風と雨
あなたのまなざしの絹の糸
あなたのゆびさきの花の色
あなたのみみたぶの銀の夢
面影を描くのに
筆はいらないよ
あなたが暗闇から
呼びかけてくれれば
面影を描くのに
筆はいらないよ
あなたのかなしみの青い海
あなたのさびしさの暗い夜
あなたのぬくもりのハンカチーフ
あなたのよろこびの星の渦
この愛を告げるのに
言葉はいらないよ
あなたがぼくの腕に
よりかかってくれれば
この愛を告げるのに
言葉はいらないよ
あなたの細い手の逆さ時計
あなたの肩までの夏の服
あなたのせつなげな眉の線
あなたの舌足らずな言葉たち
永遠のまごころを
あなたに贈りたい
あなたが伏せ目がちに
微笑んでくれれば
永遠のまごころを
あなたに贈りたい
♪ふりかえってみるのもいいさ
道草くうのもいいさ
僕らの旅は
果てしなくつづく
時には疲れたからだを
木かげによこたえて
想いにふけるのもいいさ
旅はまだつづく
いろんな人に遭うさ
いろんなことがあるさ
僕らの旅は
果てしなく続く
知らない街で愛をみて
ふと立ち止まり
心の置き場があれば
それもまたいいさ
なぜか悲しい夜だから
誰か話しかけて欲しい
でっかいでっかい夜が
ドアの外に見える
とんな言葉でもいいから
少し心を見せあおう
小さな自由と小さな愛が
伝わるだけでいいのさ
人が恋しい時がある
ここに一人でいる僕を
夜空のどこかにしるしておきたい
愛する人に届けと
肉体の懸垂よりも
心の懸垂はきつい
まだまだと思っていても
いきなり終焉を迎えるような深い谷を見せつけられる
肉体なら足が震えるとか鳥肌が立つとかあるだろうに
指先の痺れ感は
精神で言えば何だ?
混乱、呻き、錯乱、自暴自棄…
心の涙を何に例える?
五十度を超える焼酎か!
それほどの飛躍の方がその対価に相応しい
川向こうを僕とは逆方向に歩く集団がいる
表情までは読み切れないが、足取りは重く鈍い
彼らに僕の足取りはどう写っているのだろう?
妥協を拒む精神の擁壁
兵糧攻めの残忍さ苛酷さ
顔を覆った両手の指の隙間から
眩しくも優しい光を見いだしたのは何時のこと?
やはりそうでしたか
やはり貴女でしたか
お母さん