良い意味でも、悪い意味でも、
政治とはこういうものだ…ということです。
社会における一面にすぎないのだが、
あたかも全てを内臓したかのような、不気味さを持っている。
愚直とも言える【真面人間】が煙たがられ疎外される。
耳触りの良い言葉や、受けるパフォーマンスに、人心は踊らされる。
その先に、戦争があろうが、地震や津波が来ようが、株価暴落があろうが、
原発事故があろうが、それはその時と、一種の浮かれ状態と化す。
真実を愚直に叫び続ける者は、柔軟性が無いとか融通生が無いとかで
敬遠され、疎外される。
歴史を振り返り見よ。歴史に学べ。新しい歴史を作れ。
これさえも、彼らは【犬の遠吠え】と切り捨てるのだろう。
相撲の世界で言う「三年先の稽古」というのは、あらゆる世界に通じる話であって
己に当てはめてみれば、初心に帰って自戒としたい言葉だ。
思い出せば、四十にして卓球を始めた僕に、中国から帰化した先生が、
数あるクラブメンバーの中でも最下段に位置する僕に、
「三年我慢できますか?」と当時まだ片言の日本語で言われた。
「はい、もちろん!」と僕は答えた。
「試合に勝つ方法は?」とか目先のテクニックを求めていた他の
クラブ員ではあったが、先生は「ナイスボール!」と言っても
その心はお世辞的であり、僕の耳にも明らかにそう聞こえた。
僕には厳しかった。何度も繰り返しやり直しのレッスンを受けた
そしてまさに三年、僕はクラブの中で中位まで力がついていた。
この時ほど、「三年先の稽古」を身を以て体験したことはなかった。