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BOY

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爽やか

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一つの確信

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背景の記憶(314)

「もらい湯」と書けば、これは現代ではもはや死語かも知れない。

母の死後、父は再婚し、隠岐の島から松江に移住した。父は教師と言う仕事柄、

転任を繰り返したこともあり、僕は小学校を卒業するまで、ほぼ毎年転居を余儀な

くされた。ようやく義母の里の家に落ち着いたのが六年生の時だった。母屋の裏に

あった納屋を改造して、そこが僕たちの住まいとなった。兄と姉は、通学の都合や

義母への抵抗感が強く、母方の親戚に身を置いていた。

 建物の構造上、当然ながら風呂は無く、母屋のお風呂に入れてもらうことになっ

た。いわゆるもらい湯だ。五右衛門風呂だったから、その沸かし役は僕だった。

新聞紙で火種を作り枯れた松の木、そして薪という順番で沸かして行った。蛍の光

ではないが、その灯で本を読んだ記憶がある。

 僕たち家族が入れるのは当然ながら母屋の人たちの入浴後であり、日が代わるこ

ともしばしばだった。隣が寝室と言うこともあり、できるだけ音を立てないように

随分と気を遣った。

 こんなことの連続の中で、僕の性格は出来て行ったのかもしれない。いつも言う

<ピエロ性>だ。顔で笑って心で泣くいつもニコニコの<笑顔良しのあきちゃん>

だ。

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「時が解決する」とは

よく言ったものだ

「時間がクスリ」とも言う

別な言い方をすれば

時が己を成長させる

涙が乾くまで

泣くだけ泣けばいい

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理不尽

悔しい話だが

理不尽がまかりとおるのが

世の中だ

さあ、そこでどう切り替えるか

丸ごと受け入れはしないさ

またしても、なにくそ!だな

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なにくそ!

僕の心のノートには


何糞!  ナニクソ!   なにくそ!


・・・と書いてある。

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注意法

師匠に言われたことを思い出す。

人を注意する時は、何処か一ヶ所、逃げ道と言うか避難場所と言うか、

そう言う所を与えなくてはならない。

何処へも逃げ場の無い状況を作ってしまっては、

言うべきことも伝わらない。

ネズミの抜け穴とでも言うべきものだ。

表現を替えれば、

三つ注意を与えて、最後に一つでいいから、

どんな小さなことでもいいから誉める。

「だけど君の此処は良いね」というわけだ。

そうすれば、注意された点にも心が素直に向くというわけだ。

これは、逆の立場での実体験でもある。



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一日断食

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妻が入院中なので、三日間断食やってみた。

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一つ星

科学技術が、時間を節約する。

しかし、そんなに急いで何処へ行く?何をする?

スローライフを叫んだのは、いつの頃だった?

たとえ孤独でも、その思いを貫いたか?

そこら辺の同世代と変わらない世間の目の中で、

己の特異性に気付くのに、随分と遠回りをしてしまった。

でも逆に、その遠回りのおかげで、

僕は自分だけの宝物を見つけることが出来た。

おそらく他人様には、そこらに転がっている石ころのようなものだろう。

寒風の中、シェラフの中で見上げた満天の星空の中のひとつ星のように。

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