断 章
愛児の死など
忘れさせてしまうような
暑さであった
いずこの日とも思われず
日が照り
蝉が鳴いていた
それなら
一体
誰に
語り明かす
相手が
あるというのか
おもかげを索めてつきず蝉の声
【渡部一夫】
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六人兄弟でありながら、三人の兄姉がわずか一、二才で亡くなっている。
今の時代に同じ体験をさせられたなら、ちょっと心が持たない。
時代背景からして、生きた場所からして、医療体制からして…
必然と言えば必然……なのだが、はい、そうですか…とは行かない思いがある。
生命の神秘、生命の儚さ、生命の希望……つくづく考えさせられる。

世の中に、いわゆる美談は数多くあるけれども、それは第三者が語るべきことで、
本人やその取り巻きが喋ったのでは、話の価値は半減どころか、むしろマイナスとなる。
ネット上でのそれでも、計算された作り話であったり、こじつけであったりする。
かなりの年数を経て、何人かの人に語り継がれて聞く話の方が、真実味があり、
心から納得できる。
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♪信じてくれよと
たのみはしない
あなたがわかってくれたなら
それでいい それでいい
黙っていても
通う心の真珠の命
人知れず 人知れず
愛していたいのさ
好きだなんて
そんな言葉はいらない
あなたの支えになれたなら
それでいい それでいい
何もいらない
暗いこの世に
明かりをひとつ
人知れず 人知れず
灯してみたいのさ
