痴呆症の人を抱えた家族の問題は深刻である。
僕の身近でも存在している。
徘徊や金銭感覚の麻痺とかもあったから、大変だったらしい。
やがて介護施設のデイサービスのお世話になれたから一時凌ぎはできたけれとも、
問題は、在宅の過ごし方である。
伴侶がいるのだが、食欲は異常、なんでも何回でも食べる。
油断するとアルコールも見つけては飲む。トイレは異常なくらい頻繁に行く。
そこで伴侶がキレる。我慢ならずに暴力行為になってしまう。
徘徊防止のため、玄関にカギをかける。現代版座敷牢状態といっていい。
子供たち(と言ってもイイ大人だが)は、それぞれの立場で駆けつけてはいるが
もっとも深刻な現実には遭遇しない。「痴呆老人の接し方」といった教科書的
教訓は、現実の場面では何の意味も成さない。一歩間違えれば事件になりかねない。
昨日、顔面を拳で殴られたのだろう、目の縁を真っ黒にした悲惨な顔を目にした。
限界を超えた殺人事件のニュースも他人事ではない。
ひとりひそかに
深海の真珠のように
ひとり ひそかに
じぶんを つくってゆこう
【坂村真民】
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人間下座の経験のない者は、まだ試験済みの人間とは言えない。
【森 信三】
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いわゆる「下座行」は、高校生の時からあたりまえのこととして経験した。
辛いと思ってしまえば、「行」にはならない。
今も昔も同じだが、トイレ掃除とかごみ拾いとか…
外見さりげなく、サッとできてこそ、そこに意義がある。