雨と坂道
雨の止み間を狙って
自転車を漕ぎ出す
空の雲の色と流れを見極めながら
さあ この賭け?はどう出るか
自動車たちは
こちらの闘魂など知る由もなく
すいすいと追い越して行く
目的地に無事到着
ぼくの勝ちだ
でもまだ半分
帰りの登り坂に挑まねばならない
雨と坂道
帰りはどちらに軍配が上がるやら
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こういう意識でも持たないと踏ん切りがつかない。
一種のゲーム感覚を、自分なりに作り出してみる。
相変わらず、高齢者ドライバーの問題が論じられている。
どちらの意見も分からなくはない。
要は、自分が事件、事故の当事者にならないことだ。
この長雨は戻り梅雨なのか?
異常気象が日本を、世界を覆う。
「ちょっと 濡れて行くか…」の時代が懐かしい。

断 章
愛児の死など
忘れさせてしまうような
暑さであった
いずこの日とも思われず
日が照り
蝉が鳴いていた
それなら
一体
誰に
語り明かす
相手が
あるというのか
おもかげを索めてつきず蝉の声
【渡部一夫】
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六人兄弟でありながら、三人の兄姉がわずか一、二才で亡くなっている。
今の時代に同じ体験をさせられたなら、ちょっと心が持たない。
時代背景からして、生きた場所からして、医療体制からして…
必然と言えば必然……なのだが、はい、そうですか…とは行かない思いがある。
生命の神秘、生命の儚さ、生命の希望……つくづく考えさせられる。
