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通訳

ヒマラヤの氷が溶解し、凄まじい土石流となって、ダムを村を飲み込んで行く、

その映像の凄まじさ!

人間は蟻同然か!

人間の傲慢、人間の怠惰、人間の浅識、

「天罰が下る」とはこの事か

規模の大小によらず、あちこちで同類のことが起こっている。

誰か!天の声を通訳せよ!

それぞれの地域で

それぞれの言葉で

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バランス


      バランス

  億万長者がいれば
  その額相当の貧者がいる
  片方が儲ければ
  もう片方が損をする

  それが世のバランス

  世渡り上手様にはお手上げだ
  世渡り下手とはお前さんのことだよ

  それでいいのだ
  わたしは摂理に従うのみ

  一発逆転は
  いまはの瞬間まで
  わからない

  誰の心にも
  誰の目にも
  まったく 
  わからない
  
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断章

      断 章

  愛児の死など
  忘れさせてしまうような
  暑さであった

  いずこの日とも思われず
  日が照り
  蝉が鳴いていた

  それなら
  一体
  誰に
  語り明かす
  相手が
  あるというのか

  おもかげを索めてつきず蝉の声

     【渡部一夫】

………………………………………………………………………………………………

六人兄弟でありながら、三人の兄姉がわずか一、二才で亡くなっている。

今の時代に同じ体験をさせられたなら、ちょっと心が持たない。

時代背景からして、生きた場所からして、医療体制からして…

必然と言えば必然……なのだが、はい、そうですか…とは行かない思いがある。

生命の神秘、生命の儚さ、生命の希望……つくづく考えさせられる。

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ナニクソ!

◯過度な感傷は重荷だが、感傷のないところには人間味もない。


◯人生の最後の切り札には、何糞!と書いてある。


      【毎田 周一】

…………………………………………………………………………………………………………………………

父の恩師は、「ナニクソ先生」と呼ばれた人でした。

松江市長にもなられました。

父の出版した本の序文や推薦文を書いてくださいました。

「何糞」……俗っぽい言葉ですが、核心をついた言葉です。

負けん気、根気、そして慈悲心

人間の器を形成する、欠かせない要素です。

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青空

「雲の上は いつも青空」

どこかの店の看板、キャッチフレーズを思い出す。

雨が止み、久しぶりの青空が顔を出す。

人の心も一緒。

沈んでばかりはいられない。

心の中に青空を取り戻そう。

大きく背伸びして、新鮮な空気を胸一杯に吸い込もう。

それにしても…

昨夜の夢では、僕は懸命に仕事に勤しんでいた。

複雑怪奇な工作物と闘っていた。

もちろん現実の延長上にある作業なのだが、

夢の中とは言え、悪戦苦闘のあとの爽快感なのか

目覚めれば少し汗ばんでいた。

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最下段

 ◯老年の自覚というものはあり得ない。

  生命が生命であるかぎり。


 ◯いつも人生の最下段に自己を発見するものにのみ、
  
  瑞々しい生命が恵まれる。


      【毎田周一】

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◯貧こそは、独立の砦。


◯安楽を欲して、人は生活を縮めてゆく。


    【毎田周一】

……………………………………………………………………………………………
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強さ 弱さ

 
  ◯大きい声を出すものに 力はない。


  ◯強がる人は弱い。

   自己の弱さの認識は強い。



      【毎田 周一】



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未完の母恋歌

     未完の母恋歌

  朔風吹き巻く牧場のなかに
  あなたを

  裳裾翻り

  幼児のわたしは
  転んでは駆け
  また 転んでは駆け

  振り向くその両腕は
  青空を背にした 扇の如く

 
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人知れず

世の中に、いわゆる美談は数多くあるけれども、それは第三者が語るべきことで、

本人やその取り巻きが喋ったのでは、話の価値は半減どころか、むしろマイナスとなる。

ネット上でのそれでも、計算された作り話であったり、こじつけであったりする。

かなりの年数を経て、何人かの人に語り継がれて聞く話の方が、真実味があり、

心から納得できる。

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♪信じてくれよと 
 たのみはしない
 あなたがわかってくれたなら
 それでいい それでいい
 黙っていても 
 通う心の真珠の命
 人知れず 人知れず
 愛していたいのさ

      好きだなんて 
      そんな言葉はいらない
      あなたの支えになれたなら
      それでいい それでいい
      何もいらない
      暗いこの世に
      明かりをひとつ
      人知れず 人知れず
      灯してみたいのさ


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