言う立場の人間は雄弁だ 控え目な言葉を遣っても その中身には弓矢の鋭さがある 弾丸の鈍い光と重さがある 聞く立場の人間は無防備だ 遮る楯も甲冑も何の役にもたたない せめて心の壁を柔軟にして 吸い込むようにキャッチングしよう 睨みつけているんじゃない 見届けている 見据えている その言葉の真意を その表現の危うさを 心の中の握り拳は 爪が食い込み 赤い血が滴る 僕はまだ生きている
先入観を捨てて 視点を変えてみよう 見えなかったものが 浮かび上がってくる 迷彩色の中に光を見つける
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