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しゃぼん玉

とにかく・・・僕は歩いてみたさ
蹴躓いても 転けそうになっても
公園のブランコやシーソーが
憐れむような顔して笑ってる
石のベンチに腰を下ろせば
その冷たさが慰めにも感じる

ふと浮かぶ剛の歌詞に
少年の自分が蘇る
しゃぼん玉なんて
一体いつからやってないんだ?
あの儚いしゃぼん玉は
あの頃の僕には夢の玉だったのか?

重い腰を上げて
僕はまた歩みを続ける
車の十分が
徒歩なら百分だぜ
心のケツに鞭を入れてみる
どうだ?まだ歩けるかい?
走れとは言わないよ
一歩、また一歩・・・
踏みしめてみろよ
そして汗を拭くとき
あの青空と白い雲と
なによりもお天道様に
ご挨拶をすることだな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

♪帰りたいけど帰れない
戻りたいけど戻れない
そう考えたら俺も
涙が出てきたよ
くじけないで なげかないで
うらまないで とばそうよ
あの時笑って作った
しゃぼん玉のように

淋淋と泣きながら
はじけてとんだけど
もっと俺は俺でありますように
いったい俺たちは
ノッペリとした都会の空に
いくつのしゃぼん玉を
打ち上げるのだろう?しゃぼん玉.jpg

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善人悪人

見事なまでに善人面した悪人が

善人として生きている

悪人面に見えてしまう善人が

世間から弾き飛ばされて生きている

何なんだ・・・この世の中は

正義とは何だ

僕は勇んで闘うべきなのか

もう一人の自分に

僕は問いかける



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遠い世界に

母 二十歳

長女 成子・・・一歳一ヶ月で逝く



 愛児夢限

バーミリオンに灼けた
地平の一本道を
ちっちゃい頭が
ひとりぼっち
とぼとぼと
消えていったよ




長女 成子.jpg

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或る人に捧げる私の弁証法

その人はまぶしい
僕は応対にひどく気を遣う

その人の得意な笑顔
一点の曇りもない爽やかな笑顔から
僕は逆に
宇宙の寂寞をよみとる
まるで星座のような

そうです
そしてまた
人知れぬ夜空の深淵に飛び交う
閃光のささやきを

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現実社会大学

僕は入学した

現実社会大学

本当の大学なら普通は四年で卒業だけど

僕は何年で卒業するんだろう

実は分かっているんだよ

ずっと留年ってことをね

何が卒業の証なんだろう

だれがそれを認めるんだろう


僕は人生を凝縮して生きている

昨日が今日で

今日が明日になる

でも・・・でも・・・

巡り巡った円環は

その出発点さえを消し去ってしまう

僕は果てしない球体を

また今日も

違う軌道で彷徨っている




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カタカナ

母の母はカタカナしか書けなかった

手紙を見たことがある

・・・けど五人の子を見事に育てた

父の母は字が書けなかった

手紙は見たことがない

・・・30キロ台の小さな体で十人もの子供を産んだ

その内四人は近隣へ養子に出された


カタカナだけの手紙には

心がストレートに込められている

漢字に勝る説得力がある

そう僕は感じた

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