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己が心に鞭を打つ
しっかりしろよと 鞭を打つ
馬の尻でもあるまいが
その痛みは
やがて
心の襞に 浸み込んでゆく


老体に
徒歩の刑は堪える
しかし
歩まねば
あそこへは
たどり着けない
だから ひたすらに
歩を進める
額の汗が 背中の汗が
心の汗と思えるか


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一年草


   ねがい 

    
  たゞ 一つの

  花を 咲かせ

  そして 終る

  この一年草の

  一途さに

  触れて生きよう


       坂村真民

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イソップ

10年くらいを単位としても、50年100年を単位としても、

歴史は繰り返す。性懲りもなく繰り返す。

登場人物の違いはあれ、場面設定の違いはあれ、まさに歴史は繰り返す。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

蟻の行進を見る。せっせ、せっせと隊列を組んで、休むことなく

地面を崖を歩き回り登り詰めてゆく。

何かを教えてくれている。何を教えてくれているのか。

その意味消化に躊躇する自分がいる。

怠け者は貴様ではないか。

考えども動かず・・・怠け者の典型ではないか。

その声にやや残虐的な行為に出る。

隊列に唾を落とす。

一瞬の混乱の後、瞬く間に隊列は組み直される。

彼らは僕に何を教えているのか。

何を諭しているのか。

イソップの寓話の実写版を見せつけられたような気持になった。



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