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混合体

優しさと冷たさの

混合体を

鋭く指摘してくれたのは

紛れもなくあなたでした

そのあなたは優しさの塊でした



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posted by わたなべあきお | - | -

個性豊かであれ

何事にも動じない

己であれ されど

己を客観視する

もう一人の自分であれ

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存在

君がいた

貴女がいた

まだ見ぬ人がいた

そして

僕がいた

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気負わず

さりげなく

かといって

心棒は強く

動じない20230503_052145.jpg

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蛙の子は蛙

父と同じことをしている僕

良いも悪いも

血筋というか

遺伝というか
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あなたに捧げるささやき

その人はまぶしい
僕は応対にひどく気を遣う

その人の得意な笑顔
一点の曇りもない爽やかな笑顔から
僕は逆に
宇宙の寂寥をよみとる
まるで星座のような

そうです
そしてまた
ひと知れぬ夜空の深淵に飛び交う
閃光のささやきを


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満天の星空

あなたの心の中の

宝石箱に

あの日ふたりで見上げた

満天の星空が

ありますか?

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遠雷戯画

閉じていた瞼に
チカリ!
例の
前知らせをすることはしたさ

いくら待っても
なかなかやっては来ずに

二息も三息ものあと
どろん どろどろ どうん

そのとき こちらは どうだったか

うつら うつら  
テレビのつけっぱなし
気づいて止めに立ったら
眠りの精に突き放されて

わびしいどころか
狭苦しい
殺風景きわまる一人部屋の
闇のなかで

とり抑えても
とり抑えても
湧いてくる
不燃焼想念に辟易していたのだ

ぶるぶる ピリピリ
大きな屁っこを
こきやがったな

往生際のわるい
切れ味のわるい
大砲ぶっぱなして
すっ飛んでいった

once more

アパートの一室の
孤独の 闇の 真夜中に





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驕りの代償

  天下無敵の 大自信
  あたかも われは殿姫か

  母親譲りの 傲慢と勝ち気

  スミマセンとゴメンナサイとダイジョウブデスカ
  の常用語

  奇麗な着物の中の鎧と兜と脇差


  私は直言する

  己を客観視せよ
  恥を知れ
  

  顔相は簡単には変えられぬ
  幾十年の蓄積だ
  鏡をごらんなさい

  その顔にたじろいだなら
  まだ救われます



  


  
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帰心列車

   神話が彫りつけた山谷を
   縫って

   列車は一路
   走りくだる

   <ネオンサインの
   無意味な 繰り返し

   小さいオス メスどもの雑魚寝

   朝出の道で   
   その中の一人は 腹を抑えて
   しゃがみ込んでしまった>

   窓に
   霖雨降りしぶき
   
   列車は一路
   ふるさとの湖畔めざして
   走りくだる



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