思想的転向と、人は簡単に言うけれど
それは的確な表現ではなくて
左でも 右でも 中でもない
思想の超越、飛翔である
ある人にとっては諦めかも知れない
その域内に留まる人は特権階級の優越者であって
現実社会の縮小版の世界に生きているに過ぎない
ある人にとっては自立かも知れない
更なる領域への飛翔かも知れない
しかし其処にまた行き止りを感じた時
人は自死を選択しこの娑婆におさらばする
《極まりて 悲しき時に あらざれば まことの信は 起こらざりけり》
日扇聖人
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悲しき時、苦しき時、辛き時、耐えがたき時・・・
まだ、まだ、まだ
残った、残った、残った
気に入らぬこと多きこの娑婆世界で
踏みにじられ、蹴散らされ、泥水をぶっかけられ・・・
それでも両頬をバシッと叩いて
上を向く 前を見る
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♪死んじまいたいほどの 苦しみ悲しみ
そんなものの ひとつやふたつ
誰もがここあそこに しょい込んでるもの
腰を下ろし ふさぎこんでも
答えはNothing!
ぶっ飛ばしたいほどの怒りや口惜しさ
そんなもののひとつやふたつ
殴られた痛みはTRYへのワンステップ
尽きせぬ自由は がんじがらめの不自由さの中にある
くよくよするなよ あきらめないで Just like a boy
そのやせこけた頬のままで
果てしない迷路の中を
人はみんな手探りしてでも Stay Stay Dream
ひねくれかけた瞳のずっとっずっと奥に
もがいてる もうひとりの俺がいる
一番怖いものは 勇気だと知った時
自分の弱さに思わず鼻をつまんだ
もうこれ以上先へは進めない
たとえば 挫折が目の前に立ちはだかる
そんな夜は心で命の音を聴け
たかが こんな自分は! と一度だけからかってみなよ
くよくよするなよ あきらめないで Just like a Boy
その痩せこけた 頬のままで
果てしない迷路の中を
人はみんな手探りしてでも Stay Stay Dream
そう Stay Stay Dream
ほのかに想う 頃がいい
遠くから見つめる 頃がいい
正視できない 頃がいい
机に頬杖ついて想いに耽る 頃がいい
打ち明けられない 頃がいい
手紙を何度も書き直す 頃がいい
・・・そんな頃もありました
これを歌う(言える)年代は、若者ではない
そこそこの年齢だ
そして・・・
そこそこの恋の経験者だ
大恋愛、大失恋の・・・
♪あなたの過去など 知りたくないの
済んでしまったことは 仕方ないじゃないの
あの人のことは 忘れてほしい
たとえこの私が 聞いても いわないで
♪あなたの愛が 真実なら
ただそれだけで うれしいの
ああ愛しているから 知りたくないの
早く昔の恋を 忘れてほしいの
森信三先生の曰く「相対観」を脱する・・・というのは、
いざ実行となると、様々な障壁が立ちはだかる。
膨大な情報量もそうだが、何より人との接点が数々の摩擦を生む。
座禅ではないが、いわゆる世間と隔絶した世界に己を置くことが難しい。
全てを雑音とは言わないが、耳栓でもしない限り、
無制限に入り込んで来るのが情報というものだ。
そんな中ででも、取捨選択を的確に行い、
切るべきものはバッサリとやるのが大切なのだろう。
居直りではなくて、唯我独尊の気概と呼ぶべきか。
雨は人を感傷的にする
忘れかけてたような思い出が蘇る
霧雨のような・・・
あるいは
しとしと雨なら・・・
傘など忘れて濡れて歩くのが似合っている
そんな淋しい、物憂い心境ならば
携帯もない、ポケベルもない時代なら
なおさらだ
♪雨に濡れながら たたずむ女がいる
傘の花が咲く 土曜の昼下がり
約束した時間だけが 躰をすり抜ける
道行く人は 誰ひとりも見向きもしない
恋はいつの日も 捧げるものだから
じっと耐えるのが 務めと信じてる
♪雨に打たれても まだ待つ人がいる
人の数が減る 土曜の昼下がり
約束した言葉だけを 幾度も噛みしめて
追い越す人に こずかれても身動きしない
恋はいつの日も はかないものだから
じっと耐えるのが 務めと信じてる