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皮肉

あたかも

過去の誰かさんになぞらえて

僕が語っていることを

あなたは 知らない

もちろん

知らないままの方がいいのだけれど

そうなったら そうなったで

淋しいわけで……

三流以下の詩人としては

そこがまた ふさわしいわけで……

これを 世の中の皮肉と言うのです1789742938208393294702019823856.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

さすらい人の子守唄

♪ 涙を流す若い二人に
  さすらい人のこもり唄を

  おさない頃にささやいた

  あの海もあの星も もう歌わない
  今はもう歌わない

  夜が明けたら また旅に出る
  ふるさとのあの丘に もう帰れない
  今はもう帰れない


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posted by わたなべあきお | - | -

さすらい

詩人が、小説家が、狂人と紙一重というのは、たしかにそうで……

そうでなくては、あんな詩も書けないわけで……

逆説的に言えば、僕は至極凡人であるわけで……

彼が狂人なのか?世の中が狂っているのか?

それはどちらでもない。

判断の軸は、人それぞれに違うからに過ぎない。

軸が動けば、評価も動く。

本物の詩人は、その評価さえも眼中にはない、胸中にもない。

僕も、その端くれのまた端くれとして……

さすらいびとの子守唄を歌おう。

posted by わたなべあきお | - | -

省察

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    【ゲーテ】

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僕はシェラフの中で眠った。
布団というものを望んだことはなかった。
春、夏は畳の上でさえ天国だった。
秋、冬は寝袋が夢を誘った。
若かればこその、なんとも荒々しい逢瀬…。
心と物とが逆転した青春の彷徨…。
あれほどに物欲を抱かなかった頃はなかった。

posted by わたなべあきお | - | -

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