批判を覚悟で言ってみれば
〈アホの長生き 娑婆塞ぎ〉
痴呆の人がこれだけ蔓延してくると
老々介護どころか、孫が祖父母の介護をするという話も多々聞くわけで
もちろんそれぞれの立場としての責任や良心は理解できる
美談として耳に入ることも珍しくない
それなりの施設に預けられる家庭は幸せの部類だろう
問題はそれが出来ない環境にある家庭だ
いよいよ極まって、事件となる例も珍しくない
これは僕なりの空想(妄想)だが……
いつか此処で書いた〈象〉のように
死期を悟ったら……独り静かに群れ(家庭)を離れる存在でありたい
ところが人間様には、それが赦されない……悲しいかな
アフリカのサバンナで生きてるわけじゃないんだから
植村直己氏的なのも良し(彼は死にに行ったわけではないが)
いずれにしてもボケてしまってからでは、それも夢のまた夢というわけだ
皮肉ではなくて〈アホの長生き 娑婆塞ぎ〉になってしまう
その反面、幼子のように可愛らしくなって逝ったおばあちゃんも知っている
死に方の手本のような人だった
死は誰にでも必ずやってくる
「私は誰? あなたは誰?」とならないような現実を生きなくてはならない
〖臨終のことを前に習ひて 後に他事を学ぶべし〗