何も知らない者は何も愛せない。何もできない者は、何も理解できない。
だが、理解できる者は愛し、気づき、見る。
すべての果実がイチゴと同じ時期に実ると思いこんでいる者は、
ブドウについて何ひとつ知らないのである。
パラケルスス
魅力的な人は、好奇心旺盛で感情豊かです。
私はそんな人たちを見てきて、歓びや悲しみ、あらゆる感情を
大いに揺り動かして生きていくといいのだな、と思っています。
起こってくることを味わい、知らないことに出合えたことを歓んで
丁寧に生きていきたいと、私も思うのです。
≪好奇心は人を魅力的にし、感情の振幅は人生を豊かにする
「知らないこと」に出合うことは、新しい世界への入り口に
いるということ。≫
好奇心がなくなったら、時代の変化を楽しむことができない。
未来に興味がない人は、はなしていてつまらない。
過去のことしか話をしないからだ。
「知らないことを知ること」は何も未来だけに限らない。
およそ役に立たない雑学であろうと、それを知ろうとする人の
気持ちは若い。
知りたい、学びたいという知的な欲求を捨てたとき、つまらない
人間になってしまう。
好奇心いっぱいに、どんなことも面白がる、知らないことは
興味津々身を乗り出して聞く、驚く、感動する人・・・。
何度も会いたくなる魅力的な人を目指したい。
・・・(五木寛之)・・・