朝ドラで話題の「小泉八雲」ですが、その曾孫であられる「小泉 凡」さんと
僕の父との絡みごとがあって、そのことを小紙に綴ったものがあったので、
探し出しアップしてみた。
僕の実母が他界して、隠岐の島から松江に出た時、最初に住んだのが、
松江城の北側にあたる北堀町というところで、そのすぐ近くに
ヘルン旧居跡があった。当然ながらその頃の僕にハーンの意識など
これっぽっちもなかったのだが、厳かな千鳥城とその城を囲む優雅な堀
や武家屋敷の街並みには、子供ながらに感動したものだった。
実はそれも後々思い返せば・・・の話で、現実的には「間借り生活」の
窮屈さやいじめの記憶の方がはるかに大きい。
それにしても後々に知った話ではあるが、大橋で結ばれた城のある北と南の
差別的な社会事情には少々驚かされた。
♪しゃれた日焼けに 涙が流れる
あー 秋かしら
やさしく 説くように別れを告げた
あなたでした
こころの水面に さざ波が立って
あー 秋ですね
鏡を見つめて小さな声で
一人でつぶやく 秋の詩
季節の変わり目を
あなたの心で 知るなんて
もう恋も もう恋も 終るのね
♪好きな曲ばかり ラジオに流れる
あー 秋かしら
私のわがままに いつも微笑んだ
あなたでした
深い空から 枯葉が舞って
あー 秋ですね
あなたが返した 合鍵が似合う
無口な 私になりました
季節の変わり目を
あなたの心で 知るなんて
もう恋も もう恋も 終るのね
別れ北風が
あなたと私に 吹き込んで
もう冬も もう冬も 近いのね
「薩摩の女」(2024.11.29)で書いた・・・