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二十歳の詩集

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posted by わたなべあきお | - | -

背景の記憶(338)

黒の中の真っ黒を意識したのは二十歳の頃だったか。

それは僕の安アパートに潜り込んできたアキラ君のイメージだった。

なにせ着ているものは、上から下まで黒づくめの彼だった。

それに加えてほとんど言葉を発せず、唯一「チッ」と言うのが彼の癖だった。

ショートホープと使い込んだジッポのライターが自慢だった。

セブンスターでもハイライトでもないところが彼のこだわりだった。

ローリングストーンズのミックジャガーを好み、ヘアスタイルも酷似させていた。

器用に裁縫ができ、ジーパンを自分好みに加工していた。反対に僕は…

彼の対極にいて、どこにでもころがっている名もなき石ころみたいなものだった。

当時の拙い詩集の中に「黒い宿り木」という詩がある。

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      黒い宿り木

   きみはどこでどう 俺を見間違えたのだ
   もう5年も 光を拒否し
   暗闇の中に 溶け込んでしまおうかという俺なのに
   この真っ暗やみでも きみは 俺が見えるというのかい
   ほんとうに へばりついてきた
   共倒れだぜ この野郎…

   死滅したはずの過去が 巨大な水滴となって
   砂漠と化していた 俺の瞳を濡らした
   ただの黒と思っていたのに その中に
   俺は 強い 生きた黒を 見た
   澱んでいた色彩が 黒いメロディーを 奏で
   やがて 混沌の心臓そのもののように
   きょうれつなビートで 枹が おどりだした  

   慈愛に 充ちあふれた 無知なる男
   回生の魔力をもった 神業師くん
   きみは 黒い宿り木よ


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posted by わたなべあきお | - | -

密度



   なにが問題か?

   それはね…

   時間の長さじゃなくて

   密度の問題なんだよ

   何の密度って?
   
   それはね…

   ひ.み.つ

   分かる人には、分かるでしょ

posted by わたなべあきお | - | -

自己主張

人間の大方は、自分本位であり、端から見れば傲慢であり強情張りであったりする。

肯定的に言えば、それがその人の自己主張であり主義でもあるわけだ。何でもかんでも

人の言うことに頷いていては、八方美人とか風見鶏とか揶揄される。要は、選別、

聞き分けの問題だろう。よく聞き分けたひとの反応には、確かな説得力がある。

ある人の話になって、僕が「どうしたものか?」と呟いたら、平素寡黙なひとが、

「あの人は自己主張がちょっと強すぎますから…」と独り言のように呟いた。

ああ、見る人は見てるんだ、見抜いてるんだ…と感心させられた。

posted by わたなべあきお | - | -

有名な人、あるいは上司(目上の人)の名前を出して

「あの人が◯◯◯とおっしゃってた」と真しやかに言う。

大方は、「あの人の言葉ならそうなんだろう」と納得してしまう。

しかし、僕は騙されない。他人の名を借りた虚言だと…。

十の話をして大半が真実でも、一つの虚があれば、その罪は重い。

見抜け!その真実、裏表、カラクリ、暴論、、、

先人、師匠、先輩、有名人に失礼極まりないだろう。

僕は知っている。この性分(虚言癖)は遺伝する。

まさに「血」だ。

posted by わたなべあきお | - | -

四次元

表面上は言葉丁寧だが、その裏に棘がある。

そう言われても仕方のない立場は自覚してはいるが、腹の虫はおさまらない。

人生は流離い、まさにそうだ。

僕自身に刃を向けたとしても、対象物として存在しないことに苛立ちを

覚えることだろう。それは僕の作戦でもなければ誤魔化しでもない。

あなた方が対象とする人間(僕)は、実は空気のようなものなのです。

本物の僕自身は、斜め四十五度の上空から凝視しています。

ちょっと目線を上げれば確認できる存在です。しかし・・・

残念ながらそうして見上げても、確認は不可能でしょう。

別に何とかの術を使っているわけではありません。

四次元の世界とは・・・そういうことです。

posted by わたなべあきお | - | -

ブレーキ

さあ、どこでブレーキを踏むか
 
どこまでを良しとするか

それが問題だ

阿久悠が正解を歌詞にしている

「好きな誰かを思い続ける 時代おくれの男になりたい」

好ましき人間は、男女を問わず

時代、時代に現れる

どこまでがどうなのか?

それを混乱させるのが人間社会というものだ

ましてや、男女においてをや…

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君の微笑あるから

♪下駄の音 路地裏通り
 雨上がりの屋根
 窓越しの手まり唄
 おさげ髪の思い出

 この街が好きさ 君がいるから
 この街が好きさ 君の微笑あるから

 街の角 喫茶店
 古い美術館
 山かげの細い道
 初恋の涙

 この街が好きさ 君がいるから
 この街が好きさ 君の微笑あるから

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僕がまだ二十歳すぎのころ…

ある親世代のひとの質問に答えた記憶がある。

「信じていたひとに裏切られた…あんな人とは思わなかった…」

その言葉に僕は…

「こうして見る満月は、とても綺麗で神々しささえ覚えるけれど、

超拡大望遠鏡で見る月は、ゴツゴツとした粗肌で、美しさの欠片もない。

人間も同じじゃないですか?」

よくもあんなことが言えたものだと今更ながら恐縮する自分がいる。

頭でっかちな学者ぶった若僧だった。

しかし、しかし、…

あの言葉を口に出来たのは、もうあの二十歳すぎの時、僕は、

世の中の…人の心の…何たるかを達観していたのかも知れない。

叔父の言葉~「おまえは世捨て人みたいな奴やな」が甦る。


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posted by わたなべあきお | - | -

知能犯

かりそめの賑わいの中で、己を満足させているのなら

それはまさに憐れむべき存在であって、賞賛に値しない。

謂わば、お世辞と誘惑の世界のなかで、踊らされているようなものだ。

よく言えば【知能犯】と言える輩は、そもそもどんな人生観を抱いているのだろう?

何十年が知らないが、どんな人生を歩んで来たのだろう?

凶器で人を殺め、傷つけることよりはマシなこととでも思っているのだろうか?

先ずは何よりも接点を塞ぐことだな。

フォローの数字に踊らされないことだな。

コメント欄さえもコマーシャル的に悪用されるに至っては、意に反してブロック

するしか手立てがない。

posted by わたなべあきお | - | -

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