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もじり


   『 士  魂 』



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   『 士 魂 商 才 』


         『 和 魂 漢 才 』のもじり


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歴史

『 すべての歴史は  現代史である 』



                 ベネデット・クローチェ



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夢の迷路

声をかけたけど

きみは振り向かない

きみの前へ行こうとしたけど

透明な壁が行く手を遮る

そうか・・・だから聞こえないのか


壁は奇妙な曲線の集合体で

抜けたと思っても必ずこちらへ戻される

なぜなんだ・・・

僕たちはねじれの位置関係なのか


数学的なものと

哲学的なものとが混在した不思議な世界

僕はとんでもない迷路に入り込んでしまったようだ

ああ・・・

またあの基準点に戻ってきてしまった




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背景の記憶(214)

懐かしいのは
きみの吹くハーモニカ
あざやかな半音の切り返しに
クシコスの郵便馬車は飛ぶように走り去る

想い出の歌は
合唱コンクールの課題曲
なぜか先輩たちの年の「花のまわりで」が好きで
アルト担当部分の「♪まわ〜る」をいつも口ずさんでいた

小気味よかったのは
バスケ部のきみのパスまわし
ブラインドもバウンドもオーバーヘッドも
意のままにゲームをつくるきみが眩しかった

清々しかったのは
牧場の柵にもたれていたきみの横顔
長い黒髪をそよ風に透かせて遠くを見ていた
声をかけるのも躊躇われて僕はしばし見とれていた

頼もしかったのは
きみのドライブテクニック
サファリスタイルの車が似合っていた
「ナナハンにも」の話には想像するだけでもかっこよかった

羨ましかったのは
きみの書く流れるような文字
左利きを直された僕の角々文字とは真逆すぎて
もらう手紙は嬉しかったけど、出すのはほんとに恥ずかしかった

驚かされたのは
突然後ろから差しかけられた赤い傘
僕は濡れながら腰を屈めてとぼとぼと歩いていた
バス停で手渡された時、恥ずかしさと嬉しさでずっと握りしめていた
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3.11

頑張っている人、前向きな人が多く出てくるけど

頑張ろうにも頑張れない、精も根も尽き果てたという人たちがたくさんいると思う。

いわゆる「絵にならないから」と言って、そういう人たちに背を向けていたらいけないと思うんだよ。

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おかあさん

白い野菊 それが おかあさん

かすみ草 それが おかあさん

甘い綿菓子 それが おかあさん

両腕を開いて受け止める それが おかあさん

縁側の陽射し それが おかあさん

柔らかな胸のふくらみ それが おかあさん

頭を優しく撫でる手 それが おかあさん

お風呂の湯気の中 それが おかあさん



自意識があれば 鮮明に覚えていたでしょう

何も覚えがない

あるのは・・・

挫棺の中の

花嫁のような白装束のあ・な・た

三つ子の魂 ここにあり

おかあさん

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ひたすら

土を耕そう ひたすら 土を耕そう


   水を引こう ひたすら 水を引こう


      種を蒔こう ひたすら 種を蒔こう


         干上がって 石ころだらけで 誰も見向きもしないけれど

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切り札

ごめんなさい

力不足で・・・

ごめんなさい

情けない現状を・・・


チームワークじゃなくて

至極パーソナルなことなんだから

自分を責めるしかない


鋭い毒矢が飛んでくる

丁寧語に秘められた罵声

あなたの勤めは理解している

それだけに僕は葛藤してるんだ

あなたに泣きついても何も解決しない


この世はすべて自業自得

何を言われても受け止めて

何をされても従って

でも・・・

僕にも男の意地はまだ残っている

少なからず見栄もある

だけど・・・

最後の切り札だけは

今はまだ使わない

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背景の記憶(212)

僕の書いたシナリオを
何ページも飛ばして
きみは目の前にいた
そして・・・
分厚い冊子を一気に閉じてしまった

驚く僕を
きみは笑いながら見ていた
「省略、省略!」
僕には意味不明の言葉が
エコーのように響いて
頭の中を占領した

手順も階段も必要ないほど
二人の心の距離は近すぎて
大人のフリをする僕の心を
きみはあっさりと裸にしてしまった

そのスピードに戸惑って
その大胆さに驚いて・・・
それをまた面白がるきみがいて
僕はまったくお手上げさ



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寂しくなんか(返詩・春の乙女)

      さびしくなんか


    あなたは そこにいて ここにはいない

    でも・・・

    あなたは わたしの こころのなかに

    そっと やさしく いてくれる

    だから・・・

    わたしは さびしくなんかない


もう・・・

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