僕の書いたシナリオを 何ページも飛ばして きみは目の前にいた そして・・・ 分厚い冊子を一気に閉じてしまった 驚く僕を きみは笑いながら見ていた 「省略、省略!」 僕には意味不明の言葉が エコーのように響いて 頭の中を占領した 手順も階段も必要ないほど 二人の心の距離は近すぎて 大人のフリをする僕の心を きみはあっさりと裸にしてしまった そのスピードに戸惑って その大胆さに驚いて・・・ それをまた面白がるきみがいて 僕はまったくお手上げさ
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