若い頃もそうだった。
気持は毎日でも逢いたいのに、現実は逢えない。
歌の文句じゃないけれど・・・
その逢えない時間が、愛を育てる。
♪目を瞑れば 君がいる・・・
現代に置き換えてみれば、
毎日、毎時の交信よりも
間を空けた方が、言葉に重みが、深さが生まれる。
人の本質は顔に現れる・・・これは誤魔化しようがない。
人の本性は声に現れる・・・これも隠しようがない。
意識して磨いてきたわけでもないけれど
眼力、洞察力、読唇述はインスタントではできない。
そのまた逆を思えば・・・
繕う自分は何の意味も持たない。
居直りとは違う・・・素顔の、素心の僕が居る。
♪騙され続けて 生きるより
信じることを 忘れてみたい
・・・・・・・・・・・・・
いやいや、それはむしろ愚かというもの
騙されたっていいじゃないか
騙すより
僕は、そういう生き方だね
それが逆に
騙した人の教訓(罰)になるのなら
「愚かは 畜生」
果てしない砂浜に
一つの宝石のような石を見つける
これは人間界を象徴している
一人の宝石のような人と巡り合う
そのチャンスを得た悦びと感謝と
石に躓く・・・
これは誰にでもあり得る
同じ石に二度三度と躓く・・・
これはあってはならない
学習が足らない
懲りてない
高石ともや の訃報に接した。
「街」が好きだった。
♪この街が好きさ
君がいるから
この街が好きさ
君の微笑みあるから
..................
「どんな立派な建物、有名な観光地より、大好きな人が住んでいれば、
その街は大好きな街に変わる」 (高石ともや)
「友達」の危うさ、曖昧さ
その隙を突く詐欺師たち
「おとり」の反復、仕掛け合い
なんともお粗末な世の中だ
仮名とニックネーム
偽りの画像、プロフィール
虚像と虚構の中に埋もれる
実像と実態(実体)
過去の想い出が、ストップモーションで再生される。
それだけ僕の心の中に一コマ一コマが鮮やかな残像として刻み込まれている。
そしてそれに伴い言葉までもが、まるで耳元で囁かれるように。
その一語一語は、時に際どく、時にとろけるように蘇る。