「向こう三軒両隣」というけれど、今やこれも死語になりつつあるようで、
借家や集合住宅ともなれば、名前どころか顔さえも分からないというのが
現実である。
今朝の出来事、息子が仕事へ出かけたと思ったら、すぐに帰ってきて
「向かいの○○さんの家から声がする!僕は約束の時間が迫っているから
見て行ってあげて!」とのこと。向かいと言っても長い階段を隔てたお家で、
急いで駆け上がってみると、おばあちゃんが庭で倒れていた。
家内も後からやってきて、二人がかりで抱き起してあげた。どうも庭の
草むしりをしていて、ちょっとした段差に躓いてこけてしまったらしい。
運悪く物干し台の支柱の間に挟まれるように倒れてしまい、自力では立ち
上がれない状態になってしまっていた。
隣の敷地は空き地、真向いの家一軒は工事中で、今日は業者も不在、もう
一軒はすでに留守という悪条件が重なった状況だったのだ。われわれも家の
中では、テレビの音にかき消されて、おばあちゃんの声は聞こえなかっただ
ろう。いずれにしても大過なくて良かった!良かった!
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