ボー! ボー!
お腹に響くような汽笛がなった
あれは貨物船だな
(心のなかで呟く)
それでなくても客船はこんな時間には出ない
貨物船の汽笛はどこか物悲しい
湾を見渡せる特等席に走り登る
夕日を浴びながら
船がゆっくりと旋回して湾を出ていく
外海も凪いでいるようだ
あちこちの家から
夕げの匂いと煙が流れてくる
静かだな…
こどもながらに大人びた思いを抱く
この夏休みが終われば
またあの喧騒の中に置かれるのかと思うと
帰りたくなかった…
※小学生時代の夏休みを思い出しての詩作
posted by
わたなべあきお | - | -