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甘辛

「一難去ってまた一難・・・生きてる証拠よね」

そう言い切れるあなたは凄い

「図太く逞しく明るく乗り切っていきましょ」

「心持ひとつでこの世は天国」

なかなかそうは思えないものさ

あなたは相当な<辛酸舐め子>ですな

それに比べて僕は・・・

甘い甘い<砂糖舐め男>です

posted by わたなべあきお | - | -

山荘

ショートカットは止めにして
遠回りして帰ろう
鞍馬の奥深く花背の峠は
雪に覆われていた

北山杉に囲まれた中腹に
山小屋風の家が一軒
似合いのRV車がかっこいい

鎖もなく走り回る犬
軒先で腕組みをしながら見守る婦人の笑顔
子どもたちの下校時間にはまだ早いのか
ゆったりとした絵のような風景だ

憧れの山荘生活
街への下り坂になって
買い出し気分になっている自分に
苦笑いした山小屋.jpg

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親代わり

常はモノトーンが基調のファッションでしたが

あの日、まだ半袖には寒い春の日

鮮やかなコバルトブルーのシャツで

あなたは僕の前に現れました


ちょっと胸を張ってみせたポーズが

ファッション誌から抜け出したようで

僕は戸惑ってしまったのでした

あれがあなたの告白だったのでしょうか


高校の卒業式

教室の後ろには

真っ白なブラウスと濃紺のスーツに身を包んだ

あなたの姿がありました

クラスのみんなにはどう映ったのでしょうか


日射しはやわらかで温かく

ゆっくり並んで歩く二人の影は

それから先の何を物語っていたのでしょうか二人の影.jpg

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わすれもの

幼すぎて言えなかった

亡母への「生んでくれてありがとう」

痴呆で伝わらなくなってしまった

親父への「いつも見守ってくれてありがとう」

気恥ずかしくて言えずじまい

兄貴への「誰よりも認めてくれてありがとう」


どうしていいのかわからなかったにちがいない

継母への「素直でなくてごめんなさい」

兄らしいこと何にもできちゃいない

義弟への「至らぬ兄貴でごめんなさい」

いちばん苦労したんだろうに

姉への「楽させられなくてごめんなさい」


あっちへもこっちへも

おおきなおおきなわすれもの

今からでも遅くないのかな

とどけ とどけ

時空を超えて

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背景の記憶(127)

京都へ出てきて夜学へ通いながら、昼間はD百貨店のバイトで

従業員や荷物用の手動式エレベーターの運転(?)をしていたころ

店の向かいに僕たちバイト仲間の溜まり場の喫茶店があった。

狭い階段を上がって行くちょっと薄暗い店で、おそらくは夜のスナック

がメインと思われる雰囲気だった。ママは厚化粧だったけど優しくて

コーヒー一杯で1時間以上もねばる僕らに、いやな顔ひとつしなかった。

片隅に今は懐かしいジュークボックスが置いてあって、ほとんどの連中が

ローリングストーンズやディープパープルといったあちらものにハマっていた。

そんな時だったんだなぁ・・・

拓郎の「結婚しようよ」が流れたのは・・・

鮮烈だった。

みんな何度も何度も繰り返し聴き惚れた。

それまでの重苦しい感じのフォークに、パッと光が射したような衝撃を受けた。拓郎-3.jpeg

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少年

「渋い・・・」なんて言われたくないよね

演技でなく

〜ぶるのでもなく

還暦を過ぎたって

地〜そのものが

ガキっぽい

少年っぽい

青いなア

そんな存在でありたい・・・・・・・と

拓郎-1.jpeg

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一日一語(森 信三)

二月五日

 苦しみや悲しみの多い人が、自分は神に愛されていると分った時、

 すでに本格的に人生の軌道に乗ったものといってよい。



二月六日

 自分に対して、心から理解しわかってくれる人が数人あれば、

 一応この世の至楽というに値しよう。



二月七日

 金の苦労によって人間は鍛えられる。



二月八日

 人間は腰骨を立てることによって自己分裂を防ぎうる。

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バランス

『 この世の事はすべて借金の返済であって、つまる処 天のバランスです。

  すべてが「 宇宙の大法 」の現れだということが解ったら、

  一切の悩みは消えるはずです。 』

                        (森 信三)




25.1.30梅.jpg

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男と女

嘘がなく

さりげなく

穏やかで

あたたかく

キラリと光る何かを持っている




そんな男でありたい

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温まろう

厳しい寒さの夜は

何も無いアパートで

寝袋に包まって眠った

あのころを思い出して

プラス二度温まろう



こころ震える夜は

遠く離れていても

底抜けに明るかった

きみの笑顔を思い出して

プラス二度温まろう

ひかり6.1.jpg

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