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冬の散歩道

霙になりそうな冷たい雨の中を
僕は傘もささずに歩いていた

はるか北山の樹々は
うっすらと雪化粧している
もうすぐそこへ行くよとでも言うように

常緑の葉を雪化粧に代え鋏さ色の風が舞う
はやくお家へ帰りなさいよと
急かすように

寒風の中では寒すぎる格好の老婆が
アスファルトにへばりついた落葉を
懸命に素手でつかみ取ろうとしている

僕がやりましょう
金鋏を持った僕は
淡々と濡れ落ち葉を掴み取る
それはそれでキリのない行為なのだが
そうせずにはおれないほどの
老婆の腰の曲がり具合なのだ

齢の主は
その速度を緩めようとはしない
むしろ鞭打つようにテンポを速める

老婆とは言うが
僕とそんなに歳の差はない
なんだ?この距離感は?





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posted by わたなべあきお | - | -

足跡

現実的な言葉を欲しいとは思いません。

ただ「あなたの記事、読みましたよ」の足跡が欲しいだけなのです。

<そうですか読んでくださったんですね>

その感慨が、僕の栄養剤です。

大げさでもなく、僕の救いです。

あなたのその一読は、僕の寿命をまた少し伸ばしてくれています。

ありがとうございます。

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posted by わたなべあきお | - | -

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