18歳の時、僕は市の公会堂で、聴衆2000人の中、生バンドをバックに歌った。
曲は坂本九の「明日があるさ」場内は照明がゆるかったので、さほど緊張はしなか
った。のど自慢大会なら<鐘二つ>と言った出来だっただろうか。本当は生来の恥
ずかしがり屋で、赤面症という臆病者だったが、放送部でのアナウンスや合唱団で
の経験が、徐々に僕の心臓を大きくしてくれていた。
自分から進んでやったわけでもないから、これはひとえに、そういう場を経験さ
せて下さった担任の田辺先生や福原先生のおかげだ。そしてもう一人、成人後の僕
を大改造してくれたステッファニー先生。
恩師は時代時代に顕れる。
♪いつもの駅でいつも逢う
セーラー服のお下げ髪
もう来る頃もう来る頃
今日も待ちぼうけ
明日がある明日がある
明日があるさ
夢は不思議極まりない
貴女も貴男も超リアルに登場する
場面設定さえも・・・現実そのもの
元気そうで何よりだよ
だからと言って、電話やメールをする勇気はない
あの世の人たちとの共演?が受け入れられない
少なくとも・・・
君たちは、僕を恨んではいないようだ