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背景の記憶(309)

 18歳の時、僕は市の公会堂で、聴衆2000人の中、生バンドをバックに歌った。

曲は坂本九の「明日があるさ」場内は照明がゆるかったので、さほど緊張はしなか

った。のど自慢大会なら<鐘二つ>と言った出来だっただろうか。本当は生来の恥

ずかしがり屋で、赤面症という臆病者だったが、放送部でのアナウンスや合唱団で

の経験が、徐々に僕の心臓を大きくしてくれていた。

 自分から進んでやったわけでもないから、これはひとえに、そういう場を経験さ

せて下さった担任の田辺先生や福原先生のおかげだ。そしてもう一人、成人後の僕

を大改造してくれたステッファニー先生。

恩師は時代時代に顕れる。


♪いつもの駅でいつも逢う

   セーラー服のお下げ髪

     もう来る頃もう来る頃
 
       今日も待ちぼうけ

         明日がある明日がある

           明日があるさ

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夢は不思議極まりない

貴女も貴男も超リアルに登場する

場面設定さえも・・・現実そのもの

元気そうで何よりだよ

だからと言って、電話やメールをする勇気はない

あの世の人たちとの共演?が受け入れられない

少なくとも・・・

君たちは、僕を恨んではいないようだ

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花の芯

やられたら・・・

僕はやり返さない

自業自得も見届けない

いつか咲くであろう

花の芯を見届けよう  

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