あなたは 大きい
あなたは 広い
あなたは 力強い
あなたは 慈悲深い
そして何よりも
あなたは 人間的である
あなたは 人間の体をもって
この世に降臨したもうたか
山奥深く 閉じこもるでない
仙人が如くに 生きるでない
市井の只中に 身を投じよ
人混みに 揉まれて生きよ
そして
一人のための 光と成れ
君が居た
貴女が居た
あまりにも具体的な登場人物だった
そして、僕だけが
超現実的に脇役を演じていた
目覚めるわずか一時間前の夢空間
たとえ相対的に貧しかろうとも
心まで貧しくなってしまいたくない
むしろ・・・
心は、どこまでも裕で美しくありたい
・・・と思うのであります