晴れた朝の南の空に 雲と見間違うような白さの半月が 薄ぼんやりと死んだように浮かんでいる 月は 明るさの中で眠るのか
わずか数百メートルの坂道 ガレージからの帰り道 いろんな生き物に出会う 雀 カラス 蟻 蝶 ミミズ カタツムリ トカゲ 蛇 てんとう虫 そして季節の花々 みんな・・・生きている 精一杯生きている〜僕にはそう見える そしていつも自問する 負けているんじゃないか・・・あいつらに
その優しさがマイナスだと言われる 過ぎるのだ・・・と 甘さに置き換えてのことだろう そうかな これは父譲りだからね 良いも悪いもないよ 僕の中に 母親譲りは見つけられないのかな 女番長のような一面の欠片でも 残しておいて欲しかったさ
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