生産をしている人はほんのわずかで、あとは遊んでいる人の時代が来る。
女の人には、お嫁に行って子供を産んで育てるといった、いわば永遠の仕事がありますが、男の人の中には、どうやって世の中を過ごせばいいのか、わからなくなっている人がかなりいるのではないでしょうか。
そういう世の中になりつつあり、しかも若い人には覚悟がないようです。自分が何をするのか覚悟がないうちに、世の中の方は動いていく。とりとめのない若さを持ったまま、とりとめなく生きていく。
そういう青年たちが出てくる社会は、かつてわれわれが経験した社会ではありません。これからの社会は、ほんの少数の優れた人たちだけがつくりあげていく社会になっていく恐れがあるようです。
おまえたちは大きくなると大変な時代を迎えることになるぞ。おれたちはおれたちなりの不幸があったけれど、おまえたちはおれたちが経験しなかった苦労をするだろう。そういう時代におまえたちは生きていく。
われわれが思っているような、社会はこうだ、経済はこうだという感覚は、全部通用しなくなった。これからはもっと通用しなくなるだろう。
精魂込めて自分を建設しろ。ビルを建設するように自分を建設する以外に、生きていく道はない。
(「司馬遼太郎が語る日本」〜もう30年前の言葉だ。言い当てているな。)

考えや行動に、一貫性がある(ように見える)人を、
周囲は「ぶれない」とか「筋が通っている」とか言って
褒めそやしますが、どうでしょう?
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いつでもやさしい母性を代表するような女性だって、
ひとりのわがままな女の子なるときもある。
多くの人に頼られている冷静沈着なリーダーが、
どこかで「ぼくちゃんねー」とか、甘えてたりする。
(うちの犬だって、犬として獲物を追いかける時と、
人間のつもりでごはんをガマンすることもある)
その複雑さをまるごと認めないとねー。
(糸井 重里 https://www.1101.com )