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キャプテン

歩いて登校する僕の横を
さぁ〜っと自転車が通り抜けた
すぐに君だと分ったけれど
スチュワーデスを夢見る
普段の君とは想像もつかない
ガニ股に近い必死のこぎ方だった

あれが底知れないスタミナの源か
バスケ部キャプテンの根性を見たようだった
僕の足も引っ張られるように速くなった

教室での君は
何も無かったかのように
おしとやかに予習をしていた

「起立! 礼!」
なぜか僕の声は
いつもより勇ましかったバスケ.jpeg

posted by わたなべあきお | - | -

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