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どこか遠くを・・・

「あなたは、いつもどこか遠くを見ている。」

そんな意識は欠片もないんだけど、あなたはそう言って寂しそうな顔をした。

あなたの存在が当たり前になっていて、その空気のような存在のかけがえのなさ

が、僕には掴み切れなくて、気が付いたら繋いでいたはずの手は振りほどかれてい

た。今にして思えば、僕の見ていた<遠く>とは、<亡き母>であって、でもそれ

はあなたにしてみれば、他の女性と映ったのかもしれない。そしてそれはあなたに

とっては、確かに自分以外の他の誰かであって、自分に僕の心の全部が向けられて

いないと映ったのでしょうね。そんな存在の母にさよならをして、貴女の胸に飛び

混んでいたなら・・・ 

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紙一重

    仏・魔の間、真にこれ紙一重のみ。

                森 信三

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detail

  神は、細部に宿る


細部(デイテール)へのこだわりが、作品の本質を決める。


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別 離

別離は、一つの喪失であるが

再生への一歩でもある

別離は、悲しみの泪を伴うが

次なる歓びへの潤滑油でもある


誰を恨むことがあろう

誰を批判することがあろう

再出発と成長と飛躍への

貴重なかけがえのない存在ではないか

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背景の記憶(298)

離島〜隠岐の島の港湾建設に従事していた僕に、一枚の暑中見舞いの葉書が届い

た。印刷された定例文の横に、県名と見覚えのない姓だけが、流れるような達筆で

書かれていた。もちろんその字体だけで誰からのものかは理解したのだが、更にダ

メ押しのように「結婚しました」の一行が添えられていた。

その事ごとの一つ一つが、彼女らしい心遣いであるのは。痛いほどわかったのだ

が、それがまた余計に僕の心を締め付けた。とっくに諦めて覚悟していたはずの

事柄であったのに、図らずも涙が溢れて、頬を伝った。

その傷心を癒すための、そして全てを忘れるための一大プランであったはずなの

に、誰が彼女に住所を知らせたのだろう?思い当たるのは数人しかいないのだが

それを突き止めたところで、その人に罪はない。

僕にとっては、酷な結末と言えるが、アンコールの無い最終幕が降ろされた瞬間

だった。


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冥の照覧

『大方は 人めつゝしむばかりにて

          冥の照覧 おもはざりけり』


   「行者、仏を忘るれば

            仏、行者を忘れる」

        
                 開導 日扇聖人

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血 路

人間は真に覚悟を決めたら、そこから新しい智慧が湧いて、

八方塞りと思ったところから一道の血路が開けてくるものです。

               
               森 信三

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雲外蒼天

 

 There is always light behind the clouds.


 どんな試練でも、努力して乗り越えれば、快い蒼空が望める。


 雲の上は、いつも蒼空



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・・・であれ

哲学者であれ

実践人であれ

詩人であれ

冒険家であれ

そして・・・

何よりも

行動的仏教徒であれ

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秋桜−?

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秋桜は 乙女の真心

秋桜は 乙女の純潔

あなたは花言葉そのもでした

その見事なまでの純真さゆえに

もがき苦しんだ あなた

そして秋桜が静かに散るように

僕の前から あなたは消えました

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