おまえの街はどこかと訊ねられても、いまのわたしは、ここだというべき場所をもっていない。多少の懐旧の心情を混えれば、少年の頃の街が蘇ってくるが、いたるところの十字路や露路すじに、悪い表象が立ち塞がっている。それを避けようとすれば街のすべてを拒絶するよりほかない。幻想の首都をさがして、いくつもの街を通り過ぎてきたような気がするし、少年の頃の街も、何べんか縮まり変形してきたような気がするが、心象のあちら側に、何か気配のようなものが感じられるかぎり、そこを目指すよりほか仕方ない。知りびとたちは死に、腐敗した透明な空気に変身している。 (吉本隆明)

♪青臭い奴だと 笑わば笑うがいい
僕らの汗は 僕らだけの勲章さ
小さな肩をかすめた大きな怒りよ
もっともっと 激しく土の上を転がれ
あゝ 時代は僕らに雨を降らしてる
いやでも ひとつづつみんな大人になってさ
だましだまされ 臆病になってきた
踏み出すことをためらう時は終わった
出航まじかの世代がもうそこまで来てる
あゝ 時代は僕らに雨を降らしてる
新しいピアノに耳をかたむける
どこからか僕たちだけの唄がきこえる
これからあと どのくらい叫び続けよう
鍵盤に僕らの明日をたたきつけるんだ
あゝ 時代は僕らに雨を降らしてる
(長淵 剛 ・ 時代は僕らに雨を降らしてる)

♪非常階段 いそぐくつ音
眠る世界に 響かせたい
空地のすみに 倒れたバイク
壁の落書き 見上げてるよ
きっと本当の悲しみなんて
自分ひとりで癒すものさ
わかり始めた My Revolution
明日を乱すことさ
誰かに伝えたいよ
My tears My dreams 今すぐ
夢を追いかけるなら
たやすく泣いちゃだめさ
君が教えてくれた
My fears My dreams 走り出せる
(渡辺美里)

考えや行動に、一貫性がある(ように見える)人を、
周囲は「ぶれない」とか「筋が通っている」とか言って
褒めそやしますが、どうでしょう?
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いつでもやさしい母性を代表するような女性だって、
ひとりのわがままな女の子なるときもある。
多くの人に頼られている冷静沈着なリーダーが、
どこかで「ぼくちゃんねー」とか、甘えてたりする。
(うちの犬だって、犬として獲物を追いかける時と、
人間のつもりでごはんをガマンすることもある)
その複雑さをまるごと認めないとねー。
(糸井 重里 https://www.1101.com )