<< 2026/10 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

背景の記憶(137)

 あれは小学校の低学年のころだったろうか。僕は父が勤務していた田舎の小学校の宿直の時、一緒について行って宿直室で泊まったことが何度かある。教室棟からちょっと離れた場所に用務員室があり、そこが宿泊場所となっていた。当時は用務員のひとを「小遣いさん」と呼んでいたような記憶がある。曖昧だが・・・。あるいは夫婦だったのかもしれない。晩御飯をごちそうになった記憶もうっすらとある。

 夜の何時ごろだっただろうか、決まった時間に校舎の見回りが義務付けられていた。父は懐中電灯ひとつを持って部屋を出た。僕は一人で部屋に残される方が怖くて父の後をついて行った。たぶん夏のことだったんだろう、まわりの田んぼからはカエルの鳴き声が喧しかった。

 父は不意に電燈を消して僕を驚かせたり、わざと怖い話をして僕の反応をおもしろがったりした。かと思うと、急に大声で歌を歌いだしたり奇声をあげたりした。(後々僕はそれらの行為を宮沢賢治的と捉えてよく思い出した)

 見回りのあるとき、僕はお腹の調子が悪くなり、父に訴えた。その時の父は一緒に便所までついて来てくれて、「腹を時計回りにグルグルグルグルとゆっくり回すんだ」と言った。「もっと姿勢をちゃんとして!」言われた通りにすると、やがてお腹の中でゴロゴロしていたものが、一気に下降してスッキリとした。

 似たようなことが生まれ故郷の隠岐の島へ帰る船の中でもあった。いわゆる船酔いなのだが、父は僕をトイレに連れて行き、「人差し指を喉の奥に突っ込んで下へ押してみろ!」と言った。半信半疑ながら言われた通りにすると、「オエッ!」という声とともに腹の中のものが口から飛び出してきた。「もう一度!」何回か繰り返しているうちに、もう吐き出すものはなくなってしまった。その時はどうなることやらと思えるような苦しさだったが、あとは爽快そのものだった。
 僕は甲板に上がって日本海の荒波を前に、大きく深呼吸をした。
25.7.17.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

雷

雷鳴が轟く

あたかも

天の怒りの元凶を

地上のどこかに

見つけ出した

見張り番の叫びのように25.7.13-1.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

感応

「一人でもいいから

   心から誰かを愛することができれば

      人生には救いがある 

         たとえその人と

            一緒になることができなくても・・・」



                          1Q84(村上春樹)   25.7.13.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

君は美しい

目的をしっかり持って

ひたむきに取組んでいる君は

美しい

迸る汗も

一点を見据える眼差しも

美しい

それに対して僕は

何かを掴もうとしていたはずなのに

確証さえも得られずいる

完全に透視力が低下しているようだね25.7.10.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

再生

何主義であれ、何党であれ・・・

極論すれば、利権政治に尽きると思う。

法に触れるか触れないかの際どいところで

時には、法の抜け道を作って

わが身の、わが陣営の利益を追求するわけだろう。

表向き〜国益を唱え、国民を擁護すると言っても

ほとんどが選挙対策の方便であることは

これまでの歴史が如実に物語っている。

続きを読む>>

posted by わたなべあきお | - | -

軌跡

かっこつけない・・・ありのままがいい

さりげない・・・自然体がいい

面と向かうと

固くなってしまうから

ぼくはいつも

うっとりと盗み見ていた

遠くて近い

青春の軌跡25.7.5-1.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

人間 

安心しいるということは、

能天気に油断しているというのとはまったく違う。

物事にかしこく対処し、注意をはらい、

生きることに努力しながら、しかも根底では

安心している・・・。

そういう人間であろうと絶えず己に言い聞かせることだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「正しいやり方を繰り返しなさい」

正しいやり方は、最初は難しいし、

何度繰り返しても身につきにくい。

だからいつのまにか、正しくないやり方へと

逃げてしまう。

だが、あきらめず、ひたすら繰り返していれば

いつか難なくそれができるようになる・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                  「草原の椅子」(宮本  輝)

posted by わたなべあきお | - | -

日本人

やると決めたことは、倦まず弛まずやりつづける。

たとえ進み方がカタツムリのよりも遅いほどであろうとも、

生きているかぎりやめようとしない。

目くじらを立てることもなく、鼻息を荒くすることもなく、

決意を声高に語ることもなく、やると決めたことを

途中でやめたりはしない・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ありとあらゆる人間が、

ふるいにかけられているんじゃないかって気がするよ。

人間だけでなく、国というものも。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「やっかみ深い民族だよ。

なにかっていうと他人のことに干渉しやがる。

そのくせ自分が干渉されると

自分の間違った考えや行ないを棚に上げて

逆恨みするんだ。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                「草原の椅子」(宮本  輝)

Desert.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

餅は餅屋

「無理かなぁ・・・」と思うときは、やらないのが正解ですね。

世の中に不可能はない〜的な驕りが失敗につながってしまいます。

そこそこ経験があって自分がするのなら、何とかなるでしょうが

誰かに委託するとなると、要警戒ですね。

一生懸命さと所要時間が、お客様の満足度と一致するとは限りませんから。

「餅は餅屋」ということですね。

その道のプロは、さりげなくいとも簡単そうにやってしまいます。

安請け合いはしてはいけませんぞ・・・

今回の教訓でした(誰よりも僕自身への)。

(詳細は、当事者のために伏せておきましょう)
25.6.19-1.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

本質

距離と時間をおきましょう

あなたの

本質を

知るために

25.7.3.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

▲page top