2026/10/26 (月)
17:50 |
なべちゃんエッセー
もうひとりの自分が叫ぶのです
「僕は旅に出ます」
そして、念を押すように付け加えるのです
「もう、此処へは帰っては来ません」
その真向かいの自分が応えるのです
「そうしなさい 僕もそうしたかったのです」
ふたりの自分の意見が一致したわけですから
当然の結果か生まれたはずでした
しかし……
彼は動きませんでした
心の浮遊のみに止めたのです
これを最高、最善の選択と言わずして、何と言うのてしょう
彼の心の中の小宇宙は
何ものにも比較、対峙できないのでした
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わたなべあきお | - | -