夜明け前の黒いアスファルト道 街灯の光を受けて キラキラと輝いている まるで星空が映し出されるかのように 十年に一度とかいう大雪も 道路の南側や軒下のようなところを除いて やっと消えかかっていた 太陽の恵みはなんて大きいのだろう 気温が低くても あたれば数時間で氷を溶かす 日陰に残る氷たちは 我はまだ此処にありと言わんばかりに 地にへばりついている そしてその証とでも言うように 暗闇の星と化して輝いているのだ
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