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夜明けのうた

 ♪夜明けのうたよ 私の心の
  昨日の悲しみ 流しておくれ

  夜明けのうたよ 私の心に
  若い力を 満たしておくれ

  夜明けのうたよ 私の心の
  あふれる想いを わかっておくれ

  夜明けのうたよ 私の心に
  大きな望みを だかせておくれ

  夜明けのうたよ 私の心の
  小さな幸福 守っておくれ

  夜明けのうたよ 私の心に
  想い出させる ふるさとの空

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皮肉

あたかも

過去の誰かさんになぞらえて

僕が語っていることを

あなたは 知らない

もちろん

知らないままの方がいいのだけれど

そうなったら そうなったで

淋しいわけで……

三流以下の詩人としては

そこがまた ふさわしいわけで……

これを 世の中の皮肉と言うのです1789742938208393294702019823856.jpg

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省察

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    【ゲーテ】

………………………………………………………………………………………………………………………………

僕はシェラフの中で眠った。
布団というものを望んだことはなかった。
春、夏は畳の上でさえ天国だった。
秋、冬は寝袋が夢を誘った。
若かればこその、なんとも荒々しい逢瀬…。
心と物とが逆転した青春の彷徨…。
あれほどに物欲を抱かなかった頃はなかった。

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ねんねこや

     ねんねこや

  ねんねこや ねんねこや

  あきおは いいこだ ねんねしな

  あきおは いいこだ ねんねしな

  …………………………………………………………………

  魂に刻み込まれた 子守唄

  染み着いて離れない 子守唄

  独りぽっちの老人が 静かに深く眠ります

  夢で逢いましょう

  母色と母の匂いと母のぬくもりに抱かれて

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         【いわさきちひろ】

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夢ひとつ

♪昨日の夢を 追いかけて
 今夜もひとり ざわめきに遊ぶ
 昔の自分が なつかしくなり
 酒をあおる
 騒いで飲んで いるうちに
 こんなに早く 時はすぎるのか
 琥珀のグラスに 浮かんで消える
 虹色の夢
 赤い花
 想いを込めて ささげた恋唄
 あの日あの頃は 今どこに
 いつか消えた 夢ひとつ
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あどけなさ

      あどけなさ

  きみは僕の中に何を見ましたか

  僕はきみの中に

 【あどけなさ】を見つけました

  それこそが

  きみが逞しく生きていくための

  安全弁なのです

  弁が壊れると

  すべてが逆流し始めます

  これは

  僕への言い聞かせでもあるのです

 
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雨と坂道

  雨と坂道

雨の止み間を狙って
自転車を漕ぎ出す
空の雲の色と流れを見極めながら

さあ この賭け?はどう出るか

自動車たちは
こちらの闘魂など知る由もなく
すいすいと追い越して行く

目的地に無事到着
ぼくの勝ちだ
でもまだ半分
帰りの登り坂に挑まねばならない

雨と坂道
帰りはどちらに軍配が上がるやら

………………………………………………………………………………

こういう意識でも持たないと踏ん切りがつかない。

一種のゲーム感覚を、自分なりに作り出してみる。

相変わらず、高齢者ドライバーの問題が論じられている。

どちらの意見も分からなくはない。

要は、自分が事件、事故の当事者にならないことだ。

この長雨は戻り梅雨なのか?

異常気象が日本を、世界を覆う。

「ちょっと 濡れて行くか…」の時代が懐かしい。



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実践人

    実践人

  君は 私は
  飽くなき求道者であれ
  そしてまた
  弛みなき実践人であれ

  あなた自身は 
  あなたの監視員だ
  そしてまた
  僕自身は 
  僕の監視員だ
  
  このチェック機能を    
  喪失すれば
  己は己で無くなる
  怠惰の虜と成り果てる

  自らを機能せしめよ
  己を飛躍せしめよ
  それでこそ
  わが最愛の友だ

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      無

  静寂の中
  言葉たちがモゴモゴと動き出す
  
  そのまとまりのない語群に
  熱湯をぶちまけて掻き回す
  飛び散る 俗語や人伝えの無意味語たち

  何が残ったのか
  何が耐えたのか

  何も残りはしない

  そこには「無」
  広大無辺で意味深な
  絶体的「証」

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バランス


      バランス

  億万長者がいれば
  その額相当の貧者がいる
  片方が儲ければ
  もう片方が損をする

  それが世のバランス

  世渡り上手様にはお手上げだ
  世渡り下手とはお前さんのことだよ

  それでいいのだ
  わたしは摂理に従うのみ

  一発逆転は
  いまはの瞬間まで
  わからない

  誰の心にも
  誰の目にも
  まったく 
  わからない
  
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