心の懸垂

肉体の懸垂よりも

心の懸垂はきつい

まだまだと思っていても

いきなり終焉を迎えるような深い谷を見せつけられる

肉体なら足が震えるとか鳥肌が立つとかあるだろうに

指先の痺れ感は

精神で言えば何だ?

混乱、呻き、錯乱、自暴自棄…

心の涙を何に例える?

五十度を超える焼酎か!

それほどの飛躍の方がその対価に相応しい

川向こうを僕とは逆方向に歩く集団がいる

表情までは読み切れないが、足取りは重く鈍い

彼らに僕の足取りはどう写っているのだろう?

妥協を拒む精神の擁壁

兵糧攻めの残忍さ苛酷さ

顔を覆った両手の指の隙間から

眩しくも優しい光を見いだしたのは何時のこと?

やはりそうでしたか

やはり貴女でしたか

お母さん

posted by わたなべあきお | - | -

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