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時分の花

   若さの積み重ね

   その先に存在し得る 輝く結晶

   いや、しかし…

   若きその時の その一瞬の美こそが

   素晴らしいのではなかろうか

   もう二度とは帰れない

   あの輝き

   懐かしむ老人の眼差し

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真珠

   真珠が

   貝中に挿入した異物を

   その涙に等しい体液で包んで

   美しく結晶する相を

   想うべし

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帰ってきた詩集

   ひとすじの道をみつめなければならぬ

   とこまでつづき

   どこで絶えるのか

   それは問わぬ

   ひとすじの道をみつめなければならぬ

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率直性

   率直性

   その新鮮さ

   それが最大の美徳であること

   …それに気付くまでに

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脱出

   脱出

   それは

   小気味よいこと

   後に残ったものは

   指を咥えて…

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源泉

  「ユーモアの源泉は哀愁である。」


        【マーク.トゥェイン】

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 悲しみを忘れた人間に、本当のよろこひが訪れるわけはない。

 暗さのどん底におりてゆく人間こそ、明るい希望と出あえるのではないか。



  

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惑い

◯惑いこそ、再生への大いなる陣痛であると考え、

 じっくりとあじわうことが大切なのではないか。


◯惑うというのは、実は人間に与えられたすごい能力の

 一つではないかと思います。惑っている人間にしか見えない

 大事なものがあるにちがいない。惑って立ち止まった人間にしか

 美も、真実も、見えないのではないか。


        【五木寛之】

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◯死ぬべき人間を死なさずに生かしておくことが、はたして本当の医学の勝利

 なのだろうかという反省が、医学者側から出てきている。

 たとえば、おだやかに死んでいくことに導くのも、医学の使命なのではなかろうか。


     【五木寛之】

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「自然治癒力」  「気」   「医学と宗教」

肉体と精神(魂)の関連性、相乗作用、、、

常々、考えまた実践している分野だ。いや分野というよりは

生きる(死ぬ)ということそのものの命題と言える。

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タイムラグ

◯政治、経済の成長と、カルチュアの成熟の間には

 タイムラグがあるように思います。

 文化は必ず遅れてやってくる。


◯階段をのぼっていくときに、文化は出てこない。

 のぼりつめて、ゆっくりおりはじめるときに、

 文化は生まれる。

 惑いながら、悩みながらおりていくとき、

 きっとなにかを生み出すにちがいない。


        【五木寛之】

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リンリンとして

  ◯人間はおっくうがる心を刻々に切り捨てねばならぬ。

   そして齢をとるほどそれが凄まじくならねばなるまい。


  ◯「随処作主」とは、人はどんな境遇の中にあっても、
  
   リンリンとして生きてゆける人間になることでしょう。


  ◯「一剣を持して起つ」という境遇に到って、

   人は初めて真に卓立して、絶対の主体が立つ。

   甘え心やもたれ心のある限り、とうていそこには

   到り得ない。


        【森 信三】

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