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  きみは きみのままであれ

  装う必要など 何もない

  そのままの きみがいい

  そのままの きみが好き

  同じ言葉を

  己にぶつけてみる

  恥ずかしさが 己の頬をぶつ

posted by わたなべあきお | - | -

ふるさと

♪砂山に さわぐ潮風
 かつお舟 はいる浜辺の
 夕焼けが 海をいろどる
 きみの知らない ぼくのふるさと
 ふるさとの話をしよう

 鳴る花火 ならぶ夜店の
 縁日の まちのともしび
 下町の 夜が匂うよ
 きみが生まれた きみのふるさと
 ふるさと話をしよう

………………………………………………………………………………
糊の効いた浴衣を着せられ

履き慣れない下駄を履かされて

出かけた街のお祭

手を引く人が実母であれば良かったのに…

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スターティングブロック

自分の中のもう一人の自分が嘯く

いや、違うか…

腹を立てている

何に対してか? それは判然としない

けれど、何かに苛立っている

これは久しい感慨だ

自己の中の何かが動き始めている

挑戦? 対抗? 復讐?

自分でも怖いくらいの言葉たちが沸き上がる

僕はいったい何に立ち向かおうとしているのか

鈍感男の真骨頂

僕は号砲が鳴って、はるか遅れて

スターティングブロックを蹴った
 

posted by わたなべあきお | - | -

歴史の種

 目の前の出来事を軽く見てはいけない。今の一言、今の判断、今の沈黙、今の不誠実は

その瞬間だけで終わらない。誰かの心に残り、次の行動を生み、次の時代の空気を作る。

戦争も、差別も、宗教対立も、政治的な憎悪も、突然生まれるのではなく、小さな記憶の

積み重ねが、ある時に神話化され、正義化され、怪物のようになって現れる。

 目の前の出来事の中に、未来の歴史の種がある。だから今、どう行動するか、それを

どう語るか、どう受け止めるか、人間の責任はそこにある。愚かな選択による自業自得は

本人や為政者の勝手だが、それが歴史となる時、多くの人を最悪の負の連鎖に追い込む。

                【長松清潤】

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無声映画

目を開けたまま、幻を見ていた。

「あなたはいつもどこか遠くを見ている」

過去の彼女たちの言葉がよみがえる。

それは習性というよりは、

魂に引っ張られる心のようなものだ。

そこに確かに存在するが、中身が飛んでいる。

自分の見ている世界が本物で、

自分を取り巻く世界の方が、その外側のような

錯覚に陥る。

隣で何やら叫ぶ言葉たちは、

全く耳には届かない。

無声映画のように……

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臨死

「あの時、僕は死んでたなぁ…」と、

思い返すことが一つどころか片手の指の数ほどある。

小学校入学前の頃、釣りに行って海に落ちた。

必死に海中で踠いていていたら、友が差し出した釣竿が見えた。

あれ以来、僕は泳げなくなった。プールでも足が届かないと分かると溺れかけた。

二回目も海だった。父が僕が泳げるようにと、いきなり海へ放り投げた。

しかし前例通り、又してもホントに溺れたので、父は必死に助けあげた。

正真正銘のトラウマだ。

 ボーイスカウトの訓育中、ゲームの中で目隠しをした鬼役に僕は掴まえられて、

放り投げられて、しこたま後頭部を地面で強打した。

三日三晩、昏睡状態だったらしい……。

 岡山県の田舎道で、僕はオートバイの後部座席に乗せられていた。

砂利道のため操作不能になった時、僕は後方に放り出された。

又しても三日三晩、僕は昏睡状態だったらしい……。

 葬式に僕は急いでいた。信号が50メートルもなく二つ続いていた。

僕は一つ先の信号しか見ておらず、手前の赤信号を無視状態で突っ込んだ。

強烈なサイドインパクト!助手席に飛ばされ、車はガードレールで際どく止まっていた。

気が付いたら救急病院にいた。

警察官が僕の名前を大声で呼ぶのが聞こえた。

なぜか廊下に立っていた僕が「ハイ」と手を挙げたら、

「あの車の状態だと、死んだと思ったよ」としげしげと僕を見つめていた。

しかし、家に帰ってから一週間、僕は全く身動きできなかった。

 バブル最盛期のころ、仕事の忙しさに比例するかのように、全国を旅行して

廻った。九州一周の旅行の最後が鹿児島だった。無事帰宅しての仕事中、

「病院へすぐ行け」との連絡。行ってみると「すぐ入院してください、

病院は手配済みです」と言われた。次のアメリカ旅行のための血液検査を

したのを思い出した。肝臓関係の数値が異常すぎて「入院しないと死にますよ!」

と言われた。どうも生牡蠣に当たったらしかった。しかし、一人商売の身、

3ヶ月の入院は廃業を意味していた。何とか頼み込んで通院による点滴治療を受けた。

もちろん現場へは行けず、電話とファックスで友人の助けを借りて、3ヶ月をこなした。

 自身の記憶にない死にかけがある。まだ二才未満の時、食べ物を全く受け付けなく

なったらしい。父は兄姉と同様に死を覚悟したらしい。しかし、誰かの見舞い品の

果物を急に猛烈に口にしたらしい。それで一命を取り留めた。

 そんなこんなで、今日まで生き延びている自分だが、最近思うことは、

自分は【生かされている】ということだ。あの時、あの時も、

死んでもおかしくなかった身だ。そう思えば、如何に生きるべきかが

自ずと分かろうというものだ。

しっかりしろよ!

天に感謝しろよ!

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乱読

あれは中学生時代だったろうか?

それとも高校入りたてだったろうか?

父からよく言われた。

「本を読め、乱読でいいから、とにかく本を読め」と。

ついには「洋書を読め、解らなくても原書を読め」と。

抵抗感はあったが、それでも真似事的でも、本は読んだ。

確かに父の書斎には、本が山と積まれていた。

全部読みきったかどうかは別にして。

毎月、書店から驚くほどの本が届けられた。

安月給の貧乏教師だったのに…。

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偽りの多数

       

       気になる言葉

      「偽りの多数」……選挙制度の怪


  真の【民意】は、数字上どこに反映されるのか?

  一票でも上回れば当選~これはわかる

  こっちで落選しても、あっちで当選~これがわからない

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心のダイエット

溢れる情報に振り回されないように

埋没しないように

時には、山中に籠った仙人のような

生き方をしてみるのもいいのかも知れない

一週間断食のように

社会との一週間断絶

心のダイエット

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オアシス



    砂漠のような

    日常の中に

    小さなオアシスを見つける

    一木が

    ささやかな影をつくり

    その中にヒトリ

    身をあずける

    その一木こそが

    ア ナ タ

posted by わたなべあきお | - | -

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