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ヒューマン スクランブル

「俺たちだって、夢を持って頑張ったときだってあったんだ。

生きるためのテクニックじゃなく、生きるための心を真剣に求めた

ときがあったんだ。

みんなが自由へ、幸福へ、そして愛に満ちた生活を送れるような

世の中を渇望して、革命を起こそうとしたときがあった・・・」



夢を叶えるとは、自分を持つということなんだ。

本当のじぶんとの出会いこそが夢なんだ。

抑えつけようとした大人は、夢を忘れた大人だ。


         (小説 人間交差点)

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ベテランの味

サック サック

お百姓さんが鍬を振る

このペースが大事だな

急がず、焦らず

「精が出ますね〜何が植わりますか?」

「ネギですわ」

ぼくより十は上かな

ベテランの味

赤とんぼが畑の上を飛び回っている

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背景の記憶(230)

    先  生

先生 ぼくは 先生の逆です
ゆうべに願い
あしたに空しく
崩れている自分です
それでいて
どう生きたい願いなのかと
考え考えしている自分です

先生 ぼくは 先生の逆です
ただ じっと待ってなどいられません
待っていれば向こうから歩いてござるなんて
決して決して
僕は追います 何にもなくても追います
追ったら負けだなんて
負けでも いいじゃないですか

先生 ぼくは 先生の逆です
一本の草花 一片の雲 一人一人の横顔一語一語・・・
ぼくにはそれそのものしか感じられません
あらゆる角度の目だなんて
ぼくにはそんな日がいつ来るのでしょう

先生 ぼくは 先生のようにできません
先生は日新にして日進と言われる
さらに月新にして月進でありたいと
先生には一歩退き それでいいのかそれでいいのかと
振り返る余裕がおありだ
ぼくには後ろが見えない
前方から吹き付ける風を
うつむいて こらえるのが精一杯

先生 ぼくは 先生の逆です
それでいい それでいいなんて
さりげなく さりげなくなんて
もっともっと欲しいんです
恋でもなんでも
自分のすべてを燃やしてぶつかるものが

先生 ぼくは なんでも先生の逆です
そこで先生はおっしゃりたいのでしょう
物にも事にも裏表二つの顔があるのだと
わかっているんです 先生のおっしゃることすべて
でもどうしても ああこれが人生なんだと
割り切れない 悟りきれないのです
それこそ本当の負け惜しみのような気がして
こうして何もかも反発しているのです
お許しください 先生



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(50年前の手作り詩集)

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初秋

雲が流れる

微風が吹く

坂道の木陰は

天然のクーラーだ

眼下の畑で鍬を振る

老人の麦わら帽子が揺れる

「昨日は、待望の雨でしたね」

「いやぁ・・・ありゃ降りすぎだ」

「・・・・・・・・・・・・・・」


赤とんぼが

せわしく舞っていた

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心の痒み

変に構えないで

描こうと思えば
描けばいい

書こうと思えば
書けばいい

スケッチブックはどこだ
原稿用紙はどこへやった
4Bの鉛筆
青いインクの万年筆

なにかしら
むずむずする
心の痒み


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午後の職員室

  午後の職員室


あなたよ
まぶたをやさしくつむりなさい

そうしてしばらく
もういっぺん眼をみひらいた時

眼のまえのもの
みんな
いっせいに
いきいきと
あなたに与えられるでしょう

ふりこぼれる陽光

机に鼠色のかげをつくり
ひからびてしまった朱墨のビーカーを透かし
なんのために置いてあったのか小さい盃
インク瓶
糊瓶
紙箱
あらゆるものにふりこぼれて
ささやかな存在のそれら
みな
ふかぶかと
やさしい姿に輝きわたるではないか

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待っている

待っている

ずっとずっと

待っている

黙って

待っている


なぜ

発信しないのか

って?


それでこそ

待つ

ってことだから

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T様邸(北区)給湯器取替工事

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メーカーは、ノーリツ

旧機器は設置後13年経過していました。

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狡 さ

サヨナラを言われるのは

いつも僕の方で・・・

と言うと

相手が冷たいように思えるけれど

実は

僕の心を察知した相手が

自分を悪者にしてでも

口出し役をやってくれたわけで・・・

裏を返せば

僕が狡い



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ボウサイの日

今日は<防災の日>

父にとっては<亡妻の日>

つまりは

僕の誕生日の明くる日が

母の命日というわけだ。

「末息子の満三歳を見届けるかのように、ギリギリまで懸命に生きて・・・」

とは、父の言葉とイメージ。

末孫(二歳)を見て思う。

今、僕が逝っても、何も覚えていないだろうな・・・。

人の命のはかなさ

生と死の循環

霊魂不滅というけれど

<隔生忘却>の非情、宿命

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