僕は 真底正直者か
僕は 己を飾っていないか
僕は 言葉に尾ひれを付けていないか
幾千もの弓矢が降り落ちる
段ボールの楯を突き抜ける
潔く立ち上がれば矢は蝶に変化する
僕の想いは無言では届きませんか
言多ければ多いほど虚しさがつのります
僕の振りかざした拳は見えないでしょうね
どこへも落としようのない拳ですから
S・O・S
僕の手旗信号が見えますか
北の大地の女神よ
大都会の理解者よ
アルプスの麓の仙人よ
古都に住む清貧の人よ
孤島に生きる文人よ
僕は・・・
星空の中で旗を振る
懸命に旗を振る
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わたなべあきお | - | -