「おはようございます!」 坂道で元気な声が僕に投げかけられた あっ・・・オ・ハ・ヨ・ウ・・・ 咄嗟のことで、僕はぎこちない返事をしてしまった 彼女は私立の中学生か 制服姿の背筋をぴんと伸ばして颯爽と歩いて行った 坂の上の家の娘さんかな 引っ越してきたんだろうか 今どき珍しいこの場面に 僕は久しぶりに爽快感を覚えた 次は僕から挨拶をしよう
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