笑顔というものを 遠い過去に置き忘れたきみが 笑った・・・ それだけ笑わなかったのかと思うほど 清楚な顔の 意外な場所に 僕は鮮明な皺を見つけて驚いた
拙い僕の詩に きみが挿絵を描く それがあのころの 二人の約束でしたね きみはずいぶんと 素敵な絵を描いてくれたのに 僕の詩は ちっとも進まなくて 発想の貧弱さを嘆いたものさ いっそ画集にして 僕がその横に ちょこっと書く方がよかったのかな それでも 気の利いた言葉は生まれなかったような 気がするよ
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