風よ 雲よ 鳥よ 届けてはくれないか 信じてくれたあのひとに 助けてくれたあのひとに 教えてくれたあのひとに この想い この誓い この温もり 届きさえすればいいんだよ 返るものは何もなくてもいいんだよ 僕からのせめてもの恩返しさ
自分のことで 眠れないなら 仕方がない 自業自得だから せめて 病に伏せる あなたのことで 職場で悩む きみのことで 眠れない今宵でありたい
「横顔が好きっちゃねぇ・・・」 そんな言葉が昨日のことのように想い出される あどけなさの残った少女のような君が 旅立つ前の日の夕方 車の助手席でひとり言のように呟いた ミニスカートからミディに替えた君が 急に大人びて見えた 僕はその言葉に誘われるように 君の横顔を見た
これほど下から見上げるアングルを 経験したことのない人もいるのだろう と思いきや 彼もまた そこが最下層と思っているのかもしれない この世は そうした連鎖なんだよ 巡り巡って 後ろに 下に 僕がいる これまでの人生を 孫悟空が雲に乗って 飛び回っただけのようなものと受け止められるだろうか いつも 誰も そうなんだよ 当事者はわからない まともな客観視ができないのさ 座標軸を動かそう ひっくり返して 斜めにして 心の無重力に 答えが潜んでいる
真っ白は眩し過ぎて 目を逸らしてしまうよ してもらったことのありがたさに 申し訳なさが重なって ぼくは直視できないよ 黒い渦と灰色の雲が ぼくの視界を覆い尽くす
疲れたら 青空を見よう 泣きたくなったら 星空を見よう 想い出したら 目を瞑ろう 逢いたくなったら 夢の中で走ろう 青空でも 星空でも 瞼の奥でも 夢の中でも きみは いつも笑っている
一個の生命を失うと 欲しいものは 何も無くなる 何のための人生なのかと 考えてしまうのです
あそこで逢おう 君は何処へ来るのだろう あの橋の畔? あの坂の上? あの公園の桜並木?
何もかも 言葉にして 解ってもらうのが いいことなのか 一番の想いは しまっておいて 想い測ってもらうのが 幸せなのか そこが ふたりの アンバランスでしたね
いま 何を考えていますか さくら咲く この季節に 会いたいですね いま 誰を想っていますか さくら散る その前に 逢いたいですね
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